中村茂

松内と同じラジオ放送開始の1925(大正14)年に入局。青年将校らが官邸など政府機関を占拠した二・二六事件では『兵に告ぐ』の名放送で投降を勧告。告知課長としてアナたちを束ね、主観を交えず淡々と読む“淡々調アナウンス”を主導したが、開戦後は館野らの力強い“雄叫び調アナウンス”が主流となる。