第103回「昭和20年(1945)五大改革指令・娯楽の再開」

昭和20年10月、連合国軍総司令部、通称GHQが東京に開設され、日本の非軍事化と民主化政策が本格的に始まる。GHQは早速治安維持法の廃止、政治犯の釈放を命じるが、東久邇内閣は、これに応じられないとして総辞職。後任には、大正から昭和初期にかけて英米協調路線を進めた元外相の重原喜重郎が就任。親米派の幣原に、マッカーサーは、これからの日本の民主化の基本となる五大改革指令を伝える。国民生活では、戦後第一号の娯楽映画「そよかぜ」が封切になり、劇中歌「リンゴの唄」が大ヒットとなる。歌舞伎、大相撲、野球も復活し、娯楽に飢えていた国民を活気づけていった。朝鮮半島では、金日成が指導者として突然国民の前に登場。謎が多い金日成の背後についていたのは、ソ連だった。そして、終戦から2か月経った10月15日、参謀本部と軍令部が廃止になり、国内の全兵士が復員。明治4年に設立された日本軍はついに解体される。

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  • Originally Aired October 23, 2021
  • Runtime 54 minutes
  • Network BS-TBS, BS-TBS 4K TBS (JP)
  • Created November 13, 2021 by
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  • Modified November 13, 2021 by
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