All Seasons

Season 2011

  • S2011E01 メジャーリーグ ~アメリカ社会を映す鏡~ 第1回

    • NHK

  • S2011E02 メジャーリーグ ~アメリカ社会を映す鏡~ 第2回

    • NHK

  • S2011E03 メジャーリーグ ~アメリカ社会を映す鏡~ 第3回

    • NHK

  • S2011E04 メジャーリーグ ~アメリカ社会を映す鏡~ 第4回

    • NHK

  • S2011E05 知られざる審判の伝説

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  • S2011E06 食料増産へのチャレンジ 第1回 変わる企業型農業 ~アメリカ~

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  • S2011E07 食料増産へのチャレンジ 第2回 不毛の大地がよみがえる ~オーストラリア~

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  • S2011E08 続・食いしん坊がゆく! 汗と涙と養殖エビ

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  • S2011E09 コメ貿易の背徳

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  • S2011E10 メンフィスへの道 ~キング牧師暗殺~ 前編

    • January 15, 2011
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  • S2011E11 メンフィスへの道 ~キング牧師暗殺~ 後編

    • January 16, 2011
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  • S2011E12 メジャーへの道

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  • S2011E13 タリバンに売られた娘

    • January 31, 2011
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    幼くして父親を戦争で亡くした少女、サベレ。親せきに引き取られた後、10歳でタリバンメンバーの50代の男に売られてしまった。6年間、奴隷のように扱われる中でサベレは4回の妊娠と流産を繰り返し、ついに夫の暴力に耐えかねて逃亡。同じような境遇の女性たちを支援する団体のシェルターで保護された。 サベレは支援団体スタッフの支援を得て離婚を申請するが、離婚交渉に応じようとしない夫はタリバンの支配下に住んでいるため手出しができない。一方、サベレの母親は親せきの男性と再婚させられ、妹ファルザネが生まれていた。ところが、その男性は経済難から、今度は10歳になったファルザネを50頭の羊と引き換えに売ってしまう。 番組は、サベレをタリバンの男から守るために闘う一家に密着。さらに、サベレを守ろうとしながら、結局は妹をも売らざるを得なくなってしまうというアフガニスタンの現実を見つめる。

  • S2011E14 ハマス 熱情の女

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  • S2011E15 女性兵士の反乱 ~ネパール内戦 マオイストの素顔~

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  • S2011E16 少女の声なき叫び ~南ア レイプ被害の実態~

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  • S2011E17 ラゴスの青春 ~ナイジェリア~

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  • S2011E18 過ぎし日々への旋律

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  • S2011E19 冤罪から救出せよ ~アメリカ無実プロジェクト~

    • NHK

  • S2011E20 忘れられたヒマワリ ~中国“知識青年”たちの闘い~

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  • S2011E21 最後の帰郷列車

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  • S2011E22 プルパン ~あずき菓子はオモニの愛~

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  • S2011E23 地下深く 永遠(とわ)に ~100,000年後の安全~

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  • S2011E24 ジェニンの心

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  • S2011E25 モニカとデヴィッド ~あるダウン症カップルの結婚~

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  • S2011E26 ギャレス先生 ユース・オペラに挑戦! 第1回 目標は名門劇場

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  • S2011E27 ギャレス先生 ユース・オペラに挑戦! 第2回 猛特訓の日々

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  • S2011E28 ギャレス先生 ユース・オペラに挑戦! 最終回 いよいよ夢の舞台へ

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  • S2011E29 僕はカタツムリ

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  • S2011E30 岐路に立つタールサンド開発 ~カナダ 広がる環境汚染~ 前編

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  • S2011E31 岐路に立つタールサンド開発 ~カナダ 広がる環境汚染~ 後編

    • NHK

  • S2011E32 ラン フォー ライフ ~セルビアのエチオピア人ランナー~ 前編

    • NHK

  • S2011E33 ラン フォー ライフ ~セルビアのエチオピア人ランナー~ 後編

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  • S2011E34 海上脱北 ~ある夫婦の記録~

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  • S2011E35 “民衆の敵”に迫る ~カンボジア人記者の記録~

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  • S2011E36 ポル・ポト時代を生きのびて

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  • S2011E37 英国王への階段 前編

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  • S2011E38 英国王への階段 後編

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  • S2011E39 追われるロイヤルファミリー ~メディアと英王室~

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  • S2011E40 永遠のチェルノブイリ

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  • S2011E41 被曝(ひばく)の森はいま

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  • S2011E42 見えない敵

    • May 11, 2011
    • NHK

    多くの人命を奪ったチェルノブイリの事故。直後に無くなった人は数百人とも数千人とも言われている。さらに事故の処理に携わり強い放射線を浴びた人は数万人を超える。 ドイツのドキュメンタリー作家クリストフ・ボーケルは、通訳として仕事をともにしたウクライナ人の妻マリーナをガンで失った。ボーケルはチェルノブイリ事故に深く関わった人たちを追うことを決意する。 芸術家を目指していたディーマは事故当時、陸軍に所属し事後処理にあたった。放射能の危険を知らされないまま作業に当たり被爆し、後にガンを発病する。明るい色彩にあふれていた作品は、暗い色調と死をイメージする作風にかわってしまった。 グバレフは元プラウダの著名な編集者。何度も公式に現場を訪れて取材を重ね、事故の全貌を記した書籍も出版している。「当局も放射線の危険性を認識していたはずだ。しかし目の前で作業していた若い兵士達は被曝を防ぐための知識も装備もなかった」と述懐する。 ボーケルは事故後に現場を取材したロシア人クルーから貴重な映像と証言も入手。映像には不安な様子で作業にあたる兵士や関係者の様子が映っている。 事故から25年。見えない敵に命を奪われる人は依然として後を絶たない。

  • S2011E43 失われた町で

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  • S2011E44 終わらない悪夢 前編

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  • S2011E45 終わらない悪夢 後編

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  • S2011E46 命をつなぐ

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  • S2011E47 核兵器の脅威に備える ~リーダーのための最新科学~

    • May 23, 2011
    • NHK

    「もし、あなたが一国のリーダーだったとしたら」という設定の元、起こりうる様々な危機に際し、最新の知識と科学に精通した専門家たちが視聴者に対してブリーフィングを行うという演出を用いた想定ドキュシリーズ。1回目は核兵器についての危機。 まずブリーフィングルームでは、イランの核施設でウラン濃縮が行われている可能性や、北朝鮮が核爆弾実験を行った可能性が示唆される。その兆候を最新の探査や情報分析でキャッチしたというのだ。さらにテロリストの手に核兵器が渡る危険性や、原発などから盗み出された核物質で小規模の核兵器が作り出される可能性、さらに、そうした核兵器の攻撃があった場合の被害の大きさなどについての細かい分析結果が明らかになる。 一方、放射能物質が国境を越えて取引されるのを防ぐため、各地の貿易港で行われている監視体制についても確認する。 あなたは核兵器拡散の危機にどう対処する? カルフォルニア大学バークレー校で話題になったリチャード・A・ミューラー教授による人気講義「未来の大統領のための物理学」をもとに制作。

  • S2011E48 生物兵器の脅威に備える ~リーダーのための最新科学~

    • May 25, 2011
    • NHK

    「もし、あなたが一国のリーダーだったとしたら」という設定の元、起こりうる様々な危機に際し、最新の知識と科学に精通した専門家たちが視聴者に対してブリーフィングを行うという演出を用いた想定ドキュシリーズ。3回目はEMP(電磁パルス)爆弾についての危機。 高層大気圏での核爆発により強力な電磁パルスを発生させ、地上の電子機器を広範囲に渡って破壊するEMP(電磁パルス)爆弾に対して、今のところ決定的な防衛手段はないのが現状。放射能による死傷者は出ないと想定されるものの、電子機器やインターネット網、送電システムが一斉に破壊され、情報、医療、流通などのインフラが麻痺状態となり、多大な損失が生じることは必至だ。 ブリーフィングルームでは、この兵器の開発に成功している国や、テロ組織にも入手可能なのかといった情報が伝えられる。あなたは、国家防衛のための中枢機関施設を攻撃からシールドすることはできるのか。最新の研究開発を検証する。 カルフォルニア大学バークレー校で話題になったリチャード・A・ミューラー教授による人気講義「未来の大統領のための物理学」をもとに制作。

  • S2011E49 電磁パルスの脅威に備える ~リーダーのための最新科学~

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  • S2011E50 デイヴィッドを追え! ~個人情報が危ない~

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  • S2011E51 最愛の敵 カダフィ 前編 

    • NHK

  • S2011E52 最愛の敵 カダフィ 後編

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  • S2011E53 バーチャル JFK ~ベトナム戦争は回避できたか~

    • NHK

  • S2011E54 ケネディ家 宿命の子どもたち 前編

    • NHK

  • S2011E55 ケネディ家 宿命の子どもたち 後編

    • NHK

  • S2011E56 “マメの木”が森を救う! ~焼き畑農業からの脱却~

    • NHK

  • S2011E57 焼け跡に芽吹く ~山火事の森 1年の記録~

    • NHK

  • S2011E58 旧ソ連 原子力潜水艦の末路

    • NHK

  • S2011E59 無実の自白 ~えん罪はなぜ起きたのか~ 前編

    • NHK

  • S2011E60 無実の自白 ~えん罪はなぜ起きたのか~ 後編

    • NHK

  • S2011E61 ルワンダ 仕組まれた大虐殺 ~フランスは知っていた~

    • NHK

  • S2011E62 ドキュメンタリードラマ チェルノブイリの真相 ~ある科学者の告白~

    • NHK

  • S2011E63 恐怖政治の終焉 ~チュニジア~

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  • S2011E64 ベンガジの蜂起 ~リビア~

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  • S2011E65 実録 “英国王のスピーチ”

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  • S2011E66 ジョージ6世の親友 ~ライオネル・ローグの足跡~

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  • S2011E67 100マイル チャレンジ ~地元の食材で暮らす~ 第1回 食べ物がなくなる?!

    • NHK

  • S2011E68 100マイル チャレンジ ~地元の食材で暮らす~ 第2回 あの好物を求めて!

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  • S2011E69 100マイル チャレンジ ~地元の食材で暮らす~ 第3回 料理って楽しい!

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  • S2011E70 100マイル チャレンジ ~地元の食材で暮らす~ 最終回 目標達成・・・そして!

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  • S2011E71 アメリカ 脱石油依存への道 ~石油王たちに問う~

    • August 8, 2011
    • NHK

    アメリカの石油依存とそれによる危機を、通常は犯人としてつるし上げられる立場の石油メジャーや石油長者たちの視点から描いた異色作。 取材班は、まずアメリカ石油メジャー各社やテキサスの独立系石油会社の代表たち、かつて油田掘削で一攫千金を当てた“ワイルドキャット”と呼ばれる男たちを訪ね、アメリカの油田開発、エネルギー政策の歴史をひもとく。 1970年代、アメリカ国内の原油生産が減少に転じ、オイルショックが追い打ちをかけた。中東への石油依存に危機感を覚えたフォード、カーター両大統領は石油依存からの脱却を図ろうとしたが、根本的な改善が実現しなかった。レーガン政権時の経済自由化政策により石油価格が下落すると、再び人びとは安価な石油を享受し、代替エネルギーへの投資も冷え込んだ。 そんな中、近年“ワイルドキャット”たちが持ち前のギャンブル精神を発揮し、今度は地熱やバイオガズなどの持続可能なエネルギー開発で一攫千金を夢見て、動き始めている。 そこからは、意外にも、彼ら自身が最もアメリカの石油依存を危惧し、エネルギー政策の転換を切望してきたということや、石油が安く手に入るのが当たり前だと信じて疑わないアメリカ社会を変えることの難しさと重要性が浮かび上がる。

  • S2011E72 新エネルギーの波動 ~人類に残された可能性は?~

    • August 9, 2011
    • NHK

    地球温暖化対策や石油依存からの脱却を目指し、世界中でさまざまな技術革新が進められている。果たしてこうした努力は実を結ぶのか、それとも既に遅すぎるのだろうか? アメリカ・プリンストン大学の環境生物学者ステファン・パカラとロバート・サカローが提唱するのは、いくつかの方法を効果的に組み合わせて、温室効果ガスをこれ以上増やさないようにするというもの。番組はこれら方法について、最新技術を紹介していく。 コロンビア大学のクラウス・ラックナーが研究しているのは大気中の二酸化炭素を、新素材で吸着して回収する。一方サハラ砂漠にある天然ガス採掘現場では、その精製過程で発生する二酸化炭素を圧縮して地下深くに貯留している。 太陽光は膨大な、そして即利用可能なエネルギー源。中国のサンテックパワー代表の施正栄(シ・ジェンロン)は発電効率を極限まで高めたパネルを作り世界市場を席巻した。 原子力発電は、その安全性への信頼性が福島原発危機によって問われたが、二酸化炭素排出を抑えるという意味では有効だという。中国で建設中の最新型原子炉では、冷却水タンクが炉の最上部に設置され、電源が断たれても3日間は冷却を続けられる。 世界を駆け巡り、グリーンエネルギーの活用や二酸化炭素回収の最新技術を取材。地球温暖化を食い止めるために いま人類が保有している持ち駒を検証する。

  • S2011E73 地上の太陽 ~“核融合”発電は実現するか~

    • August 10, 2011
    • NHK

    太陽や宇宙にちらばる恒星の輝きの源である核融合エネルギー。現在の原子力発電が質量の重いウランやプルトニウムの原子核分裂反応を利用したものだが、これに対し、核融合エネルギーは質量の軽い原子である水素やヘリウムによる核融合反応により作り出される。 究極の未来エネルギーとして注目される核融合とは一体どのようなもので、どんな可能性を秘めているのか?いま実用化に向け世界各国がしのぎをけずる野心的な開発の現場をリポートする。 BBCの科学番組の顔としてプレゼンテーターを務めるブライアン・コックス氏は、人気ロックバンドのキーボード奏者として活躍した経歴の持ち主。 その後、物理学の学位を取り、現在は欧州原子核研究所で研究生活を続けている。 番組は、一般に科学番組で多用されるCGを廃し、コックス教授の魅力的で、親しみやすい語り口と、全身の動きが醸し出すイメージを用いて、難解な科学の読み解きを行う。 原題:Can We Make a Star on Earth? 制作:BBC / Science Channel (イギリス/アメリカ 2009)

  • S2011E74 飛べ 太陽の翼 ~ソーラー飛行機 大空を舞う~

    • August 11, 2011
    • NHK

    2010年7月7日午前6時52分。スイス中部の飛行場から、太陽エネルギーだけで飛ぶ有人飛行機が、大空へと舞い上がりました。太陽光パネルで発電しながら飛ぶ飛行機が、史上初めての昼夜連続の有人飛行に挑んだのです。 化石燃料にたよらず、新しいエネルギーで人類の未来を切り開こうと思い立ったのは、スイスの冒険家ベルトラン・ピカールです。ベルトランは、冒険家の家系に生まれ育ちました。物理学者でもあった祖父は気球による高度記録を達成し、父は有人潜水艇(せんすいてい)で深度6000メートルの記録を樹立しています。ベルトラン自身も幼いころから空にあこがれ、これまでに気球による無着陸世界一周の記録を達成しました。しかしこの時ベルトランは、たくさんの燃料を使う冒険は新しい時代にはふさわしくない、次に大空に挑む時は、環境に配慮したエネルギーで記録を達成しようと決心したのです。 太陽エネルギーだけで飛行機を飛ばすベルトランの呼びかけに大勢の技術者が参加し、一丸となってその開発に携わってきました。長年におよぶ研究に、様々な困難と向き合いながら取り組んでこられたのは、太陽エネルギーの飛行機を開発することで持続可能な社会の実現が可能であることを証明したいという、チーム全員の強い思いでした。 太陽が沈む夜をこえ、昼夜連続飛行は成功するのでしょうか?それは、人類の未来にどんな光をもたらすのでしょうか? 原題:Solar Impulse: The Wings of the Sun 制作:Gedeon Programmes (フランス 2010年)

  • S2011E75 日本を目指したUボート ~U-864 歴史に残る海戦~

    • August 12, 2011
    • NHK

    1944年12月、Uボートがドイツのキール軍港から日本に向けて出撃した。積み荷の最新鋭ジェットエンジンや軍事秘密情報、そして大量の水銀が日本にたどり着けば、太平洋戦争における日本軍の劣勢を一気に逆転できる可能性があった。 しかし、その行く手を阻もうと待ちかまえていたのがイギリス海軍の潜水艦ヴェンチャラー。標的を探知すると、密かに追跡。そして微かなエンジン音と正確な“読み”が頼りの死闘が繰り広げられる。潜航した潜水艦同士の戦いで相手を撃沈した史上唯一の例といわれるこの海戦で沈んだU-864は、日本人科学者を含む73人の遺体とともにノルウェー沖の海底に眠る。 時を経て、2006年、U-864の船体が発見され、調査が行われた。その結果、積み荷の水銀が漏れ出ていることが判明する。このまま放置すれば、北海が広範囲で汚染されると言われる。 U-864とヴェンチャラーの緊迫の海中戦を、再現ドラマを交えながら描くとともに、現代の海底調査を追い、戦後60年以上を経ても生々しく残る戦争の爪痕を見つめる。 原題:U-864 Hitler’s Last Deadly Secret 制作:Spiegel TV / Cream Productions (ドイツ/カナダ 2007年)

  • S2011E76 世界を変えた日 前編

    • September 5, 2011
    • NHK

    2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生した。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突入するなどして、およそ3000人が死亡。亡くなった人の国籍は90を超えるという。その一日が終わるとき、事件の処理に携わったアメリカ政権の主要メンバーたちは、「この一日の出来事は世界の様相を変えてしまった」、「明日から起きる出来事は、すべて別の意味を持つことになるだろう」と感じたという。 “世界を変えた日”に何が起こったのか?残された貴重な映像と音声に、大統領夫人、副大統領、NY市長や消防、警察、軍、航空管制官などの証言を重ね、ドキュメントする。 前編はブッシュ大統領がフロリダ州で平和にランニングする姿から始まり、ハイジャックされた機内の緊迫したやりとり、2機が次々と突入するNYの現場、次なるテロに恐怖する政権首脳部、航空管制官、軍首脳の姿、そして一棟目が崩落する所までを描く。 ローラ・ブッシュ大統領夫人、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国務長官、ジュリアーノNY市長、ホワイトハウス主席補佐官、エアフォースワン・パイロットなど当時の政権中枢やその周辺にいた人たちや、消防士、警察官、航空管制官、テレビリポーターなど様々な場面で活躍した人々にも改めてインタビューしている。(全2回) 原題:The Day that Changed the World 制作:国際共同制作 NHK/Brook Lapping (イギリス 2011年)

  • S2011E77 世界を変えた日 後編

    • September 5, 2011
    • NHK

    2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生した。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突入するなどして、およそ3000人が死亡。亡くなった人の国籍は90を超えるという。“世界を変えた日”に何が起こったのか? 後編は二棟目が崩落する中、必至に避難するNY市長の姿で始まり、大統領不在のままホワイトハウスの地下で状況の把握を続ける政権スタッフの姿や、安全な場所を求めエアフォースワンに乗り続けるブッシュ大統領を追う。ビル崩壊の現場では消防や警察が必死の救出作業を続け、大統領はようやくたどり着いた基地の地下で指揮をとる。夜が訪れても緊張は続く。ベッドに入った大統領夫妻は「正体不明の飛行機が迫っている」と、たたき起こされ改めて地下に避難する。そして、9月11日を振り返った誰もが、「あの一日が世界の様相を変えてしまった」と証言する。 ローラ・ブッシュ大統領夫人、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国務長官、ジュリアーノNY市長、ホワイトハウス主席補佐官、エアフォースワン・パイロットなど当時の政権中枢やその周辺にいた人たちや、消防士、警察官、航空管制官、テレビリポーターなど様々な場面で活躍した人々にも改めてインタビューしている。(全2回) 原題:The Day that Changed the World 制作:国際共同制作 NHK/Brook Lapping (イギリス 2011年)

  • S2011E78 対アルカイダ 情報機関の10年 前編

    • September 7, 2011
    • NHK

    アメリカ、イギリスの情報機関と、アルカイダとの間で繰り広げられてきた10年に及ぶ攻防を、関係者のインタビューと再現映像でつづるドキュメンタリー。前編はブッシュ政権下の対アルカイダ戦争を振り返る。 アメリカ同時多発テロ後、ブッシュ政権はアルカイダに対する情報活動を強化し、メンバーを次々に拘束。市民をテロから守るため、厳しい尋問を容認するようになる。番組はFBIやCIA元高官などの証言をもとに、長時間に渡る水責めや閉所監禁など世界各地で秘密裏に行われてきた拷問の数々を再現。一方で、尋問によってテロを未然に防いだ例とともに、防げなかったスペイン列車爆破テロやロンドン同時爆破テロを挙げ、尋問は本当に成果をあげたのかどうかを検証する。そしてCIA元高官やイギリスのMI5元長官に、拷問の責任とその是非について聞く。 番組は、テロを防ぐために政府や情報機関はテロ容疑者に対してどこまでの行動を許されるのかを問う。(全2回) 原題:The Secret War on Terror 制作:BBC (イギリス 2011年)

  • S2011E79 対アルカイダ 情報機関の10年 後編

    • September 8, 2011
    • NHK

    アメリカ、イギリスの情報機関と、アルカイダとの間で繰り広げられてきた10年に及ぶ攻防を、関係者のインタビューと再現映像でつづるドキュメンタリー。後編はオバマ政権下の対アルカイダ戦争を振り返る。 今年5月、アメリカ軍は同時多発テロ事件の首謀者、オサマ・ビンラディンを殺害した。これはオバマ政権がテロリストの拷問を禁止するかわりに承認した作戦で、“キル・オア・キャプチャー”と呼ばれる。無人攻撃機や特殊部隊を使い、情報機関からの機密情報をもとにターゲットを確実に仕留める作戦だ。しかしその陰で、多くの民間人が巻き添えや誤爆の犠牲になっているといわれる。こうした中、アルカイダも活動拠点をイエメンなどに移し、世界中に勢力を拡大している。そして欧米では、自国の若者たちによるテロ活動への警戒が強まっている。 番組は、10年に及ぶ情報機関の活動が果たして世界の安全に寄与したのか、繰り返し問いかける。(全2回) 原題:The Secret War on Terror 制作:BBC (イギリス 2011年)

  • S2011E80 世界を戦争に導いた男

    • September 12, 2011
    • NHK

    1999年、ドイツに亡命を求めたイラク人技術者が、「イラクには生物化学兵器工場がある」と語った。この情報はすぐにアメリカに伝えられ、同時多発テロ以降、イラク戦争を始める根拠として使われていった。しかし、この証言は後にまったくのウソであることが判明する。 コードネーム、カーブボールと呼ばれたこの人物は、いったい何者なのか。この番組は、ドイツ・シュピーゲル誌の記者とともに男を捜し出し、ウソの真相を突き止める。また、カーブボールが生物化学兵器工場だと証言したイラクの工場も取材。そこは、かつて彼自身が働いていた、ありふれた普通の工場だった・・・。 番組はさらに当時のアメリカ首席補佐官やCIA高官などへのインタビューを通して、この虚言を巡り、ドイツの情報機関と、CIA、米政府との間でどのようなやり取りが行われ、根拠の薄い証言を拠り所としてアメリカがどのようにして戦争へと突き進んでいったのかを描く。 原題:The Man Who Lied the World into War 制作:DR / NDR (デンマーク/ドイツ 2011年)

  • S2011E81 アルカイダの来た道 ~アメリカはなぜ憎まれるのか~ 前編

    • September 13, 2011
    • NHK

    「アメリカはなぜこれほどまでに憎まれるのか?」9.11テロ事件以降、アメリカ人の誰もが自問してきた疑問である。著書「倒壊する巨塔(The Looming Tower; al-Qaeda and the Road to 9/11)」で2006年にピュリッツァー賞を受けたローレンス・ライトが、イスラム原理主義がどのようにして生まれたかを綿密にたどる旅を通して、彼らの思想を内側から理解しようと試みる。 ローレンスは“復讐”はエジプトの刑務所で始まったという。サダトからムバラクの時代、アメリカの軍事力に支えられたエジプトでは、イスラムへの回帰を主張する人々は暴力で弾圧された。虐げられた人たちはジハード団を結成。アルカイダのNo.2アイマン・ザワヒリはそのリーダーの一人だった。 アメリカのイラク侵攻では、イスラムに無知なアメリカ兵士たちが市民に対し恥辱的な行為を行い、イスラム教徒の憎しみに拍車をかけたとローレンスは分析する。 さらに自爆テロという残忍な手法が生まれた背景、殉教に対する考え方などに考察を加え、イスラムのアメリカへの憎しみの原点、背景を解き明かしていく。 原題:My Trip to Al Qaeda 制作:Jigsaw Productions (アメリカ 2010年)

  • S2011E82 アルカイダの来た道 ~アメリカはなぜ憎まれるのか~ 後編

    • September 14, 2011
    • NHK

    「アメリカはなぜこれほどまでに憎まれるのか?」9.11テロ事件以降、アメリカ人の誰もが自問してきた疑問である。著書「倒壊する巨塔(The Looming Tower; al-Qaeda and the Road to 9/11)」で2006年にピュリッツァー賞を受けたローレンス・ライトが、イスラム原理主義がどのようにして生まれたかを綿密にたどる旅を通して、彼らの思想を内側から理解しようと試みる。 ローレンスは“復讐”はエジプトの刑務所で始まったという。サダトからムバラクの時代、アメリカの軍事力に支えられたエジプトでは、イスラムへの回帰を主張する人々は暴力で弾圧された。虐げられた人たちはジハード団を結成。アルカイダのNo.2アイマン・ザワヒリはそのリーダーの一人だった。 アメリカのイラク侵攻では、イスラムに無知なアメリカ兵士たちが市民に対し恥辱的な行為を行い、イスラム教徒の憎しみに拍車をかけたとローレンスは分析する。 さらに自爆テロという残忍な手法が生まれた背景、殉教に対する考え方などに考察を加え、イスラムのアメリカへの憎しみの原点、背景を解き明かしていく。 原題:My Trip to Al Qaeda 制作:Jigsaw Productions (アメリカ 2010年)

  • S2011E83 ニュー・ムスリム ~あるプエルトリカンの挑戦~

    • September 15, 2011
    • NHK

    プエルトリコ系のカトリックの家庭に生まれ育ち、路上で麻薬を売っていたハムザ・ロペス(33歳)は、12年前、過去と決別し、イスラム教に帰依する道を選択。治安の悪いピッツバーグ北部にあるモスクに配属され、地域に教義を広める生活を始めた。ヒップホップバンド「ムジャヒディン・ティーム」を結成し、ラップに乗せて若者たちの心にコーランの教えを届けようと活動している。 イスラム教徒の出会い系サイトで知り合った敬虔なイスラム女性のラフィアと愛を育み、さらに地域の刑務所で「過去を悔い改め、前向きに歩こう」と呼びかける講義も定期的に行うようになった。そんな矢先、所属していたモスクに突然にFBIの強制捜査の手が入る。しばらくして、刑務所での講義も理由を知らされずに中止。人権団体に調査を依頼することにする。 挫折を経験し、宗教間の相互交流の必要性を痛感したハムザは、自身が出演するイスラム教徒のための野外イベントにあるユダヤ人の女流詩人を招待する。彼女は、そこに集まる人々の素顔に接し、イスラム教徒=テロリストという短絡的な構図の愚かさに気づく。 宗教の違いを軽やかに越えていくハムザの姿を通して、宗教的不信というものの根拠のなさが浮き彫りになる。 原題:New Muslim Cool 制作:Specific Pictures (アメリカ 2009年)

  • S2011E84 偽りのヒロイン ~全米を欺いた5年間~

    • September 19, 2011
    • NHK

    タニア・ヘッドは、世界貿易センターへのテロ攻撃で、航空機が衝突した現場より上層階から奇跡的に救出された19人のうちの一人。しかも、結婚間近だったフィアンセをテロで失った。彼女は事故のトラウマに苦しむ市民を支援するボランティア団体の中心メンバーとして活躍し、やがて“悲劇のヒロイン”として全米の誰もが知る顔となる。 2007年、ニューヨークタイムズが記事を書くにあたり、タニアのバックグラウンドを再確認しようとしたが何ひとつ裏が取れず、嘘が発覚する。テロの当時、彼女はバルセロナのビジネススクールの学生で、事件の10日後に地元新聞の取材を受けていたのだ。 タニアは生存者ネットワークの代表を解任されたが、金銭的利益も受け取っていないため罪には問われなかった。彼女と親交のあった人々は、「タニアの体験が重すぎたので、細々としたことを聞くのがはばかれた」、「自分より悲惨な思いをしているはずの彼女が駆け回っている姿を見て、自分も頑張ろうとエネルギーが湧いた」、「互いに体験を話し、思いを分かち合った事は、自分の癒しのプロセスに大いに助けとなった」と、複雑な思いを語る。 偽りのヒロインが遺族や事故の関係者にもたらした波紋を描く。 原題:The 911 Faker 制作:Films of Record Production (イギリス 2008年)

  • S2011E85 ニューヨークの“メモリーランド” ~グラウンド・ゼロの日々~

    • September 20, 2011
    • NHK

    同時多発テロの現場<グラウンド・ゼロ>の周辺には、今もその痕跡を色濃く残すいくつもの場所がある。 直後から負傷者の応急処置使われたカフェは今や観光名所。壁に犠牲者の写真が飾られ、昼時には再建現場の建設作業員が食事にやってくる。作業員たちは神聖な場所で建設作業に携わることの誇りを語り合い、店主のジョンはかつての常連客で救出活動中に亡くなった消防隊員について観光客に説明する。ジョンにとってはひとりひとりがヒーローだ。 トリビュートWTCビジターセンターはグラウンド・ゼロ観光の拠点。遺族や逃げ延びた人がボランティアガイドとして自らの経験や、その後の思いを語りながら見学客を案内する。 911メモリアルミュージアムでは来年のオープンに向けて準備が進んでいる。根底にあるのは、犠牲を人びとの記憶に止めること。多くの命を救った非常階段の遺構、割れた消防士のヘルメット、焼け焦げた鞄、高層階レストランで食事をした一家のレシート・・・。亡くなった人びとに思いを馳せ、来館者が共感できるような展示を目指している。その一方、なぜアメリカがテロ攻撃の標的となったかについて語られる余地はあまりない。 テロの衝撃、悲しみの大きさは計り知れない。だが、それを語り継ぐだけで事件の本当の意味を歴史に刻んだと言えるだろうか・・と、番組は静かに問う。 原題:Memoryland 制作:Point du Jour (フランス 2011年)

  • S2011E86 憎しみを愛に ~テロ被害者たち~

    • September 21, 2011
    • NHK

    リズとスティーブン夫妻はアメリカで起きた同時多発テロで最愛の息子ピートを失った。ピートは9月11日に打合せのために世界貿易センタービルの106階にいた。姉と最後に交わしたメールは「逃げ道がない。煙が充満してきている。怖い」という内容だった。 リズは、息子の死を受け入れるのに半年以上かかったと振り返る。やがて夫妻はピートが生きた証を何かの形で残したいと考えるようになった。そうした時、世界にはテロや戦争の悲惨な経験でPTSDに苦しむ人が多くいることを知り、二人は心のケアを行うための施設を世界中に作る活動を始める。 施設開所式のためウガンダに招かれた二人は、ある少年に出会う。軍閥に誘拐され、虐殺に荷担させられたジェームズだ。悲惨な体験を絵に描くことで絶望から立ち上がろうとするジェームズに、リズは逆に励まされる。そして、心のケアという地味な活動こそ、憎しみの連鎖を断ち切るために重要だと確信する。 このほか、ロンドン同時爆弾テロで妹を亡くし、遺志をついでインドの眼科治療施設支援を乗り出した女性と、バリ島でテロに遭い両足を切断する重症を負った男性が、絶望の中から立ち直り、同じように脚を切断した人たちの支援を行う様を描く。 原題:Love Hate Love 制作:KTF Films (アメリカ 2011年)

  • S2011E87 グラウンド・ゼロ 再建の記録

    • September 22, 2011
    • NHK

    9.11テロで倒壊した世界貿易センタービルの跡地(グラウンド・ゼロ)では、2013年の完成に向けて高層ビル(フリーダム・タワー)と慰霊のための記念公園(ワールドトレードセンター・メモリアル)の建設が急ピッチで進められている。 記念公園の建設は当初から大幅に遅れていたが、地下鉄やバスターミナルといった地下施設部分を後回しにして、地表の公園をまず完成させようという逆転の発想で、事故から10年のメモリアルデーまでの完成に目途が立った。 高層ビル・フリーダム・タワー建設への期待値は大きい。高さはアメリカ独立の年にちなみ1776フィート(541メートル)、安全、省エネ、利便性と様々な側面を満たす最新技術が要求されている。ルクセンブルグで開発された最新の鉄骨、ドイツの企業が製造する高層エレベーター、イタリア産の大理石、そしてアメリカ製の硬質ガラス・・・。世界中の技術が結集した。 番組ではさらに建築家、技術者、現場の建設労働者たちにも焦点を合わせる。彼らの中には、世界貿易センタービルと浅からぬ縁を持つ人も少なくない。1966年に始まった世界貿易センタービルの建設に関わった人、ビルの崩壊に巻き込まれ親族を失った人などだ。 ヒューマンなストーリーと、時代を画す超高層ビルの建設秘話を織り交ぜながら、テロに傷ついたアメリカ再生を象徴するグラウンドゼロを巡る動きを描く。 原題:Engineering Ground Zero 制作:国際共同制作 NHK/WGBH (アメリカ 2011年)

  • S2011E88 ノルウェー連続テロ ~その時なにが起きたのか~

    • September 25, 2011
    • NHK

    7月22日は朝から強い雨が降っていたが、ウートオイヤ島の労働党青年部の集会は、ブルントラント元首相を迎えるとあって興奮に包まれていた。カメラはブルントラントが、国の将来を担う若者たちと懇談し、マスコミに「彼らは頼もしい限りだ」と語る姿を捉えている。 その頃、島から程近いオスロの政府庁舎ビル前で爆発が起きた。居合わせたカメラマンが撮影した映像や、付近の商店の防犯ビデオの映像が、爆発の大きさを物語る。 爆発の知らせはウートオイヤ島にも届いたが、若者たちは警察官に扮したテロリストが船で島に渡ろうとしていることを知る由もなかった。島に上陸した男は集会に集まっていた人々を呼び集めると、いきなり銃を乱射。若者たちは散り散りに逃げ出した。中には夢中で海に飛び込み難を逃れた人もいた。レベッカもそうした一人。振り向くと犯人が水際に立ち、泳いで逃げようとする人々を撃ち始めたという。 怪我をした友人を助けながら建物の中に逃げ込んだフリーダ。建物に銃弾が撃ち込まれたときには思わず泣き叫んだ。男は逮捕されるまでの1時間あまりの間、ほぼ1分に一人の割合で撃ち殺していった。 ノルウェー全体が悲しみに沈む中、ブレイビーク容疑者の取調べが始まった。容疑者は「ノルウェー及び西欧をイスラム勢力から守るための行為であり、国を裏切った労働党に最大限のダメージを与えたかった」と語り、反省や悔恨の気持ちは示さなかった。 一方、追悼集会でストルテンベルグ首相や労働党青年組織のペダーセン代表は、憎しみに陥ることなく、国民が力を合わせてこの困難を乗り越えようと呼びか

  • S2011E89 バーミヤンの少年 10年の記録

    • October 4, 2011
    • NHK

    2004年に放送された、「バーミヤンの少年」の続編。 アフガニスタン北部、バーミヤンの石仏がタリバン政権によって破壊された直後の2002年、英国人ディレクターのフィル・グラブスキーは8歳の少年ミールに出会う。当時、ミールは戦火を避けるため、家族とともに石窟のなかで暮らしていた。 グラブスキーは10ヶ月に渡ってミールとその家族の暮らしを撮り続け、「バーミヤンの少年」を制作。その後も足かけ10年間、紛争が続くアフガニスタンを何度も訪れ、ミールの成長を記録してきた。そして2011年、「バーミヤンの少年 10年の記録」を完成させた。 この作品は、屈託ない笑顔が愛らしかったミールが、アフガニスタンの過酷な日々の中で大人へと変わっていく成長の記録である。長引く紛争と貧しさの中、家族のために土を耕し、危険な炭坑で働き、ときに夢も将来も見失いながら深い苦悩を自らの身に刻んでいくミール。その姿を通して、アフガニスタンの真の現実を見つめる。 原題:The Boy Mir-Ten Years in Afghanistan 制作:国際共同制作 NHK/Seventh Art Productions (イギリス 2011年)

  • S2011E90 クリケットで世界へ ~アフガン代表チームの奮闘~

    • October 6, 2011
    • NHK

    タリバン政権時代にはスポーツが禁止されていたアフガニスタンだが、人気のクリケットだけは選手がヒゲを蓄えることを条件に競技が認められてきた。ナショナルチームの監督は、難民キャンプでクリケットをして育ったタージ・マリク。幼少時代から共にプレーに勤しんできた実の弟たちをチームに迎え入れ、2008年のワールドカップ出場を夢見ていた。出場までは4つの予選リーグで勝ち抜き、2位以内の成績を収めるという長い道のりだ。 英仏海峡に浮かぶジャージー島での一次予選。祖国とは何もかも違う人々の暮らしに選手たちは驚きを隠せない。同じ組の対戦相手は、日本、シンガポール、ネパール、そして地元の強豪ジャージー。選手は精神面での弱さを露呈し、監督は国際試合の実戦経験が乏く采配に失敗し、苦戦を強いられるが、持ち味の粘り強さを発揮し、辛くも一次予選を突破する。 初の快挙に喜び、祖国に凱旋する選手たち。しかし情熱をもってチームをまとめ上げてきたタージ監督がまさかの解任。パキスタンから代表経験のある新監督を迎えることになった。果たしてワールドカップ出場の夢は果たされるのか? 原題:Out of the Ashes 制作:Shabash Productions / Bungalow Town Productions (イギリス 2010年)

  • S2011E91 アルマジロ ~アフガニスタン前線基地の7か月~ 前編

    • October 12, 2011
    • NHK

  • S2011E92 アルマジロ ~アフガニスタン前線基地の7か月~ 後編

    • October 13, 2011
    • NHK

  • S2011E93 インド お見合い騒動記

    • October 17, 2011
    • NHK

    NHKとアジアの公共放送局が、アジアの優れた映像制作者にドキュメンタリー番組を制作する機会を提供するプロジェクト、「発掘アジアドキュメンタリー」。今回紹介するのは、インドの女性ディレクターが制作した作品。自身のお見合い体験も含めた、インドの結婚事情を伝える。 ルチカは、インドネシアとシンガポールで育ち、数年前にボンベイに移り住んだインド人の映画監督。アメリカにも留学し、リベラルな環境の下で育ってきた。まだ20代だが、保守的な両親は“結婚適齢期”を迎えた娘に相手がいないことを心配している。 焦った両親は、今インドで急成長を続ける結婚情報サイトや結婚相談所に登録。ルチカは気が進まないものの、専門のスタジオで様々な衣装を身に付けてお見合い写真を撮り、履歴書を作成する。そしてお見合いパーティーにも参加して、両親の期待に応えようとする。しかし、ルチカは今 自分が本当に結婚を望んでいるのか、わからなくなってしまう。 番組には、お見合いで理想の結婚相手と巡り会った2人の女性も登場。西洋的価値観と伝統な生き方の狭間で右往左往する女性たちの姿を通じて、現代インドにおける結婚システムと女性のあり方を問う。 原題:The Great Indian Marriage Bazaar 制作:国際共同制作 NHK/MediaCorp (2011年)

  • S2011E94 コーランが大好き!

    • October 24, 2011
    • NHK

    エジプト政府が主催し、毎年カイロで開かれる国際コーラン朗誦選手権。2010年の大会には世界70か国から110人の精鋭が集結した。選手の大半は10代後半から20代前半だが、この年は、タジキスタン、モルティブ、セネガルの3か国から、10歳の少年と少女が代表として参加した。コーランは600ページ、114章にも及ぶ膨大なアラビア語で書かれた聖典だ。非アラビア語圏に住む彼らは、耳で聞いた発音やリズム、節回しを、ひたすら暗記して大会にやって来た。審査風景はまるでイスラム世界の “アメリカン・アイドル”のようでもあり、会場には常に笑いと涙が錯綜する。 三人三様の祖国での暮らしぶりや、家族・地域との関わり方を交えながら、同じイスラム圏ながら言葉も文化も違う異国を訪れた子どもたちが何に戸惑い、喜び、そして何を学ぶのかを温かく見つめる。 純粋な動機でコーランの朗誦に打ち込む子ども達の姿は、狂信的なイスラム原理主義のイメージとは全く違う。彼らのミラクルボイスをたっぷりと堪能する作品。 原題:Koran by Heart 制作:Passion Pictures / Motto Pictures / HBO (イギリス/アメリカ 2011年)

  • S2011E95 “ドナー150”を探して ~精子提供者と子どもたち~

    • October 25, 2011
    • NHK

    ペンシルバニア州で二人の母親と暮らすジョーエレン。精子バンクから提供された精子で生まれた彼女は、会ったことのない「父親」について、あれこれ想像しながら育った。父親は<ドナー150>と番号で呼ばれ、記録には身体的特徴や学歴、職業などだけが書かれていた。やがてインターネット上で同じドナーの子どもたちをつなぐサイトに登録した彼女の元に、異母姉ダニエルからのメールが届く。人生で最も嬉しい瞬間だったとジョーエレンは振り返る。メールや電話で交流を深め、ついに対面した二人はごく自然に相手を姉妹だと感じる。 二人の出会いが新聞で紹介されたことから、「私の父親もドナー150だ」と名乗り出る人が相次ぎ、少なくとも14人の兄弟姉妹がいることがわかった。そしてついに、彼らは“父親”を探し出した。 ロサンゼルスのヴェニス・ビーチ。<ドナー150>ことジェフリーの住まいはキャンピングカーだ。ダンサー、役者、ミュージシャン、ストリッパーなどをしていたが、もっと自由に生きたいと仕事を辞め、犬やハトと暮らし始めた。若い頃、ひょんなことからドナーになり8年間、精子バンクに精子を提供して収入の足しにしていた。 ジェフリーに会うことを決意したジョーエレンたち。その生き方に戸惑いつつも、ただのドナーではなく、ジェフリーという存在とのつながりを確認する。一方、ジェフリーも、彼らとの出会いに確かな実感と今までにない感動を覚える。 原題:Donor Unknown 制作:Met Film / Redbird Production (イギリス 2011年)

  • S2011E96 月明かりの中の希望 ~XP症 子どもたちのひと夏~ 前編

    • October 26, 2011
    • NHK

    ケイティ・マハーは2歳のときに「XP(色素性乾皮症)」と診断された。自宅の台所に差し込む日光によって、皮膚が文字どおり「焼けて」しまった幼い娘の姿に、父親のダンは衝撃を受けたと振り返る。以来、ケイティは紫外線による遺伝子の傷から皮膚癌になってしまう危険を避け、日光に当たらない暮らしをしてきた。 そんな娘のため、ダンと妻のカレンは同じ病気の子どもたちを集めたサマーキャンプ、「キャンプ・サンダウン」を始めた。紫外線を遮断する施設を作り、毎年の夏、アメリカ各地から集まる患者とその家族を迎えている。 日中に出かけるのが難しいため、日ごろはどうしても孤立しがちな患者たちだが、ここでは一日じゅう仲間とともに過ごし、日が暮れれば外に繰り出して夜中まで思う存分、外での遊びに熱中する。子どもらしいひとときを楽しめる貴重な体験だ。 また、親たちは治療に関する情報を共有したり、日々の悩みや苦しみを分かち合ったりすることで孤独感を克服し、再び病気と闘う元気を得る。 数年がかりでこのキャンプを見つめ続けてきた取材班は、“暗がり”や“夜”が、この病気の子どもたちにとっては“希望”なのだと気づく。そしてそんな子どもたちとともに、彼らにとっての“夜の世界観”をアニメーションで描き出した。 暗がりの中で希望を失わずに生きる子どもたちの日常と、彼らが創作した“日光と夜の物語”で紡ぐ異色のドキュメンタリー。(全2回) 原題:The Dark Side of the Sun 制作:国際共同制作 Citrullo International/NHK/RAI/YLE/DR (イタリア 2011年)

  • S2011E97 月明かりの中の希望 ~XP症 子どもたちのひと夏~ 後編

    • October 27, 2011
    • NHK

    ケイティ・マハーは2歳のときに「XP(色素性乾皮症)」と診断された。自宅の台所に差し込む日光によって、皮膚が文字どおり「焼けて」しまった幼い娘の姿に、父親のダンは衝撃を受けたと振り返る。以来、ケイティは紫外線による遺伝子の傷から皮膚癌になってしまう危険を避け、日光に当たらない暮らしをしてきた。 そんな娘のため、ダンと妻のカレンは同じ病気の子どもたちを集めたサマーキャンプ、「キャンプ・サンダウン」を始めた。紫外線を遮断する施設を作り、毎年の夏、アメリカ各地から集まる患者とその家族を迎えている。 キャンプに集まる患者たちは明るさや前向きな気持ちを忘れない。それでも、紫外線による皮膚癌に加え、さまざまな神経症状の併発に苦しめられる。若くして世を去る仲間も多い。キャンプでいつも笑いを振りまいていたケビンは「僕は自分をかわいそうだと思っていない。幸せだ。」と語り、その生を全うした。 子どもたちが、自分たちの“夜の世界観”を描いたアニメ物語では、夜の世界の“希望の光”が、ついには“闇”に打ち克ち“日光の精”が姿を現す。ケイティは語る「私自身だけでなく世界のみんなに望むのは、人生を楽しむこと。今日は残りの人生の最初の日。」 暗がりの中で希望を失わずに生きる子どもたちの日常と、彼らが創作した“日光と夜の物語”で紡ぐ異色のドキュメンタリー。(全2回) 原題:The Dark Side of the Sun 制作:国際共同制作 Citrullo International/NHK/RAI/YLE/DR (イタリア 2011年)

  • S2011E98 ギリシャ 財政破綻への処方箋 ~監査に立ち上がる市民たち~

    • November 7, 2011
    • NHK

    ギリシャの債務問題が、欧州のみならず全世界に深刻な影響を与えるのではと懸念されている。IMFの主導による従来の解決策では立ち行かないと考える専門家や有識者のインタビューをもとに、ギリシャ経済再建への新たな処方箋を模索する動きを伝える。 番組は、ギリシャの債務増加の歴史をたどると共に、EU内でドイツのような勝ち組と、PIIGSと蔑まれる周辺国の競争力に大きな格差が生まれた理由を説明する。 また、アルゼンチンの前例から、IMFによる緊縮財政の推進は、銀行や大企業の借金を国民に付け替えるものだと指摘。一方、石油収入が債務返済に消えていたエクアドルは、IMFと決別。国の借金のうち国民の恩恵につながらず、役人や貸し手の利益に資しただけのものについて、返済停止を宣言したことによる成果を紹介する。 ギリシャでも、さまざまな社会団体、ジャーナリスト、知識人、芸術家など多方面から一般市民が集まり、不当債務をあぶりだすための監査委員会が発足。その活動を描く。 原題:Debtocracy 制作:BitsnBytes (ギリシャ 2011年)

  • S2011E99 ギリシャの悲劇 ~経済危機と遺跡泥棒~

    • November 8, 2011
    • NHK

    深刻な財政危機に陥っているギリシャ。その南部に位置するペロポネソス半島の村で、紀元前6世紀の彫像を売ろうとした若い農夫が逮捕された。 村の周辺には古代遺跡が点在し、埋蔵物の盗掘・密輸が頻繁に起きている。この地域で1970年代から発掘作業を続けるアメリカ人の考古学者は、私有地から掘り出された貴重な文化遺産が、スイカなどの積み荷の中に隠されて国外へ違法に持ち出されていると話す。しかし、今回の事件に関して村人の多くは同情的で、村長でさえ「貧しさゆえの行動で、盗人呼ばわりされるべきではない」と語る。 背景には、地域社会が抱える貧困の問題がある。村には肥沃な土地が広がり、オレンジやアプリコット、オリーブなどの農作物が豊かに実る。しかしEU加盟以降、価格競争力を失い、市場に出すことができない作物は廃棄を余儀なくされ、農家の収入は激減。さらに緊縮財政のため、年金の支給額も減らされ、農家の老夫婦2人が暮らすにはやっとだ。 番組は、事件の関係者や農家を取材し、その経緯や背景を探るとともに、著名な経済学者にギリシャ債務危機の先行きを聞く。 原題:A Greek Tragedy 制作:VPRO Television (オランダ 2010年)

  • S2011E100 フラッシュ・クラッシュ ~株取引 超高速化の落とし穴~

    • November 9, 2011
    • NHK

    2010年5月6日、アメリカ株式市場で株価が突然急落する「フラッシュ・クラッシュ」が起きた。市場分析の専門家や経済研究家、SEC(証券取引委員会)の調査担当者などへの取材をもとにその原因を検証する。 アメリカの証券取引はその大半が電子化されている。高頻度取引(HFT)、つまり高速自動売買が取引量の75%近くを占め、ニューヨーク証券取引所上場株の取引もその60%以上は実際には別のコンピューター化された取引所で行われている。 市場に流動性を持たせたり、売買注文を仲介したりするかつての“スペシャリスト”の仕事は、コンピューター化された取引所に取って代わられた。厳重に警備され、二重三重のバックアップを備えた証券取引会社のデータセンターで1000分の1秒を争うスピードで日々の取引をコントロールしている。 専門家の中には、以前からこうした自動システムの複雑なネットワークやアルゴリズムの作用により全体として予想外の挙動を示す危険性を指摘する人びとがいた。「フラッシュ・クラッシュ」も、こうしたシステムに起因するもだと言う専門家もいる。 SECは対策として、市場横断的なサーキット・ブレーカーというシステムを導入。株価が5分間に10%以上変化した場合、5分間取引を停止することで暴落を防ぐ。しかし、多くの関係者はその効果に懐疑的だ。再びフラッシュ・クラッシュが起きる可能性はあるという指摘もある。 原題:Money and Speed-Inside the Black Box 制作:VPRO Television (オランダ 2011年)

  • S2011E101 お金を持たない生き方

    • November 10, 2011
    • NHK

    元教師だったハイデマリー・シュヴァルマーは、14年前から“お金を使わない生活”を実践している。緊急のためのわずかな資金を残して年金も返上、自分の考えに賛同してくれる仲間や知り合いの家を、転々として暮らしている。ハイデマリーにとって“豊かさ”とは、必要なものだけを手に入れること。ある時は食料品店で掃除をする代わりに賞味期限の近い食品を分けてもらい、またある時は市場で捨てられた野菜や果物を拾って持ち帰る。 ハイデマリーはこうした生活を実践するかたわら、若者たちと物々交換のワークショップを開いて一緒にお金の価値について考えたり、自身の体験談を語る講演活動を行ったりしている。国内外のテレビやラジオに出演し、司会者にいじわるな質問を投げかけられることも多い。ハイデマリーのことを、他人に寄生する“パラサイト”ではないかという人もいる。しかし、父親の事業で貧しさと豊かさの両方を体験したハイデマリーは、カネによって価値が左右されるこの大量消費時代に、違う生き方があることを示したいと話す。 番組は世界経済の有り様を嘆き、人とは違うオルタナティブ・ライフを歩む女性の葛藤と周囲への波紋を描く。 原題:Living Without Money 制作:EiE FILM / DALCHOWS VERDEN (イタリア/ノルウェー 2010年)

  • S2011E102 スペースシャトル その成功と挫折 ~世界を変えた宇宙開発~ 前編

    • November 16, 2011
    • NHK

    2011年7月21日のアトランティス号の着陸をもって、開発段階を含めて40年あまりにわたったスペースシャトルの歴史が幕を閉じた。宇宙との間を繰り返し往復することのできる宇宙船スペースシャトルは、135回の飛行で数々の成功を収め、さまざまな新発見や新技術を人類にもたらした。その一方で、想定を超えるコストに対する圧力などが原因で、時に安全性が軽視され、二度の悲劇的な事故を引き起こした。 番組は、スペースシャトルの開発段階から引退までの歴史をたどり、その活動の記録、それぞれのミッションに携わった科学者や宇宙飛行士たちの活躍を描くとともに、14人の命を奪った事故がどのようにして起きてしまったのか、そして最終的に引退に至った背景を検証し、シャトルの成功と挫折を見つめる。 前編では、1960年代に始まった“再利用できる翼のついた宇宙船”の設計、大気圏再突入時の高温に耐える素材や方法を見いだすまでの苦労、無人試験飛行を実施しないまま行われた一か八かの有人初飛行といった開発の舞台裏とともに、1980年代にはビジネス活動により収入をもたらすようになったことやシャトルの中での宇宙飛行士たちの暮らしぶりを紹介する。ところが、再飛行のためにかかる想定以上の莫大な費用と膨大な作業がプレッシャーとなり、やがて悲劇が訪れる。(全2回) 原題:The Space Shuttle's Last Flight 制作:Darlow Smithson Productions (イギリス 2011年)

  • S2011E103 スペースシャトル その成功と挫折 ~世界を変えた宇宙開発~ 後編

    • November 17, 2011
    • NHK

    開発段階を含めて40年あまりにわたったスペースシャトルの歴史が幕を閉じた。宇宙との間を繰り返し往復できる宇宙船スペースシャトルは、135回の飛行で数々の成功を収め、さまざまな新発見や新技術を人類にもたらした。その一方で、想定を超えるコストに対する圧力などが原因で、時に安全性が軽視され、二度の悲劇的な事故を引き起こした。 番組は、スペースシャトルの開発段階から引退までの歴史をたどり、その活動の記録、それぞれのミッションに携わった科学者や宇宙飛行士たちの活躍を描くとともに、14人の命を奪った事故がどのようにして起きてしまったのか、そして最終的に引退に至った背景を検証し、シャトルの成功と挫折を見つめる。 後編では、チャレンジャー号およびコロンビア号の事故と、その原因究明作業を関係者の証言で辿るとともに、悲劇を乗り越えてシャトルが成功させた困難なミッションを紹介する。大型の貨物を宇宙に運ぶことができるシャトルによって設置が可能になったハッブル宇宙望遠鏡は、計算され尽くした巧妙な船外活動によって遙か遠い宇宙の姿を初めて人類にもたらした。また、世界的な協力で建設が進む宇宙ステーションもシャトルなくしては実現しなかった。しかし、かさむコストと二度の事故により、この壮大な計画についに終止符が打たれた。(全2回) 原題:The Space Shuttle's Last Flight 制作:Darlow Smithson Productions (イギリス 2011年)

Season 2017

  • S2017E01 史上最大の謀略作戦 ~ノルマンディー上陸作戦の内幕~

    • September 21, 2017
    • NHK BS1

    第二次世界大戦で連合軍が決行した偽装工作・フォーティテュード作戦。上陸目標のノルマンディーからナチスの目を遠ざけることに成功した情報操作の全貌を伝える。 ゴムや木でできた張りぼての大部隊をイギリス南部に展開させた連合軍。二重スパイ・ガルボも暗躍させ、ナチスの偵察網を見事に欺き、「上陸地点はカレーだ」と信じこませた。新たなグラフィック映像も駆使して、大胆な作戦成功の舞台裏に迫る。

Season 2018

  • S2018E01 プーチンの復讐(しゅう) 前編

    • March 14, 2018
    • NHK BS1

    プーチンはなぜ、アメリカ大統領選挙に工作を仕掛けるまでの反米姿勢に至ったのか? 大統領に就任してからの足跡をつぶさに追いながら、その政治手法の変遷を探る。 アメリカPBSの看板番組「フロントライン」の最新作を二部構成でおくる。前編は、2000年にクレムリンの主となった元KGB職員の対欧米観から物語が始まる。米クリントン元大統領がエリツィンに伝えた警戒感とは? ウクライナ等の民主化運動の陰にプーチンが見た「アメリカの工作」とは? 米政府高官やロシアの政治家、プーチン・ウオッチャーらの多角的な証言で、アメリカへの“復讐”に傾くプーチンの実像に迫る。

  • S2018E02 プーチンの復讐(しゅう) 後編 (2)

    • March 15, 2018
    • NHK BS1

    プーチン政権が2016年の米大統領選挙で仕掛けたとされる盗聴・サイバー攻撃、そしてメディアを使った反米キャンペーン… ロシア指導者の実像と、政治外交観に迫る。 プーチン大統領の就任以来の足跡と、アメリカへの猜疑心を高めていった経緯に迫る米PBSの最新作の後編。ソチ五輪を国威発揚につなげたクレムリンだが、足元では大規模なデモが起き、国際舞台では当時の米クリントン国務長官による “ロシア包囲網” に直面する。ロシアの“新皇帝”は、外交や軍事力といった“表のパワー”だけでなく、現代の“裏のツール”を使って、母国を「偉大なる国家」にしようとしているのか!?

  • S2018E03 女王陛下の戴冠式

    • May 16, 2018
    • NHK BS1

    エリザベス女王が“本物の”王冠と数十年ぶりに対面。公の場では見せない普段着の表情で、1953年の戴冠式と王位継承にまつわる秘話を、少女時代の思い出まじりに語る。 25歳で即位したエリザベス2世は、父ジョージ6世の戴冠式に好奇心旺盛な少女として参列。ウェストミンスター寺院での自身の戴冠式は、女王本人の裁決で初めてテレビ中継され、世界に配信された。その陰では、側近や付き添いの伯爵嬢たちが、失敗はご法度と1年以上に及ぶ周到なリハーサルを繰り返したと逸話を語る。国民が語り継ぐ伝説の戴冠式と、王室の微笑ましい横顔をとらえたイギリス制作の番組。

  • S2018E04 人体:成長の秘密

    • June 6, 2018
    • NHK BS1

    人間は、他のどの生物より長い幼児期、そして思春期を経て大人へ成長。その間、脳とボディーでは劇的な変化が起き続ける。そのメカニズムを最新科学と鮮烈な映像で読み解く。 多くの謎に満ちている人体。母乳に含まれるオリゴ糖の驚異の役割に助けられ、赤ちゃんは1年で体重が3倍、身長は2倍になる。4歳頃には身体の成長が緩やかになるが、一方で脳の活動が急増。“シナプスの取捨選択”のさま、そして大人が恋した瞬間の不思議な“火花”も映像に捉えられた! 老いてなお成長を続ける人体の仕組みも徹底観察。双子の医師クリスとザンド・ヴァンタルケンが、BBC最新の科学シリーズの案内役をつとめる。

  • S2018E05 人体:サバイバルの秘密

    • June 7, 2018
    • NHK BS1

    人間は、他のどの生物より長い幼児期、そして思春期を経て大人へ成長。その間、脳とボディーでは劇的な変化が起き続ける。そのメカニズムを最新科学と鮮烈な映像で読み解く。 BBCの科学シリーズからの1本で、双子の医師ヴァンタルケン兄弟が案内役。ノルウェーの少年少女が凍った池に飛び込む儀式…そのとき、ボディーの中でどんな変化が? 未知の病原体に接する生物学者の免疫機能が“経験と学習”を繰り返す仕組みとは? 初めての食材を目にした際の人々の反応もワケあり!? バレリーナや、ガラガラヘビ退治の男たちを例に、「痛み」や「恐怖心」の仕組みも独自映像で解き明かす。

  • S2018E06 NYタイムズの100日間 ~トランプ政権とメディアの攻防~ 前編

    • October 23, 2018
    • NHK BS1

    ニューヨーク・タイムズ紙の本社編集部とワシントン支局にカメラを据え、トランプ政権の最初の100日間との攻防に密着。「ロシア・ゲート疑惑」のスクープで政権を追及! 三権の監視役たる「第四の権力」と呼ばれるメディア。その代表格NYタイムズ紙を、トランプ大統領は “フェイクニュース”“大衆の敵”と敵視する。就任演説に始まる100日間に密着した話題作を前後編で放送。前編は、特ダネ連発のエース記者に加えて、“トランプ番”のベテラン女性記者を中途採用するなど、政権を揺さぶり続ける“記者魂”を描く。ライバル紙に出し抜かれた後、ワシントン支局長や本社トップの編集長はどう動く?

  • S2018E07 NYタイムズの100日間 ~トランプ政権とメディアの攻防~ 後編

    • October 24, 2018
    • NHK BS1

    ホワイトハウスの会見から“排除”されたニューヨーク・タイムズ紙。スクープ記事をウエブに掲載、トランプ政権への追及を続ける。後編は、#MeTooを追う記者の素顔も! トランプ政権の最初の100日間、三権の監視役たるメディアとの攻防を描く番組は、前編に続いて、「ロシア・ゲート疑惑」での調査報道や、“フェイクニュース”と敵視される保守強硬派の集会に出向く記者陣の日常に密着。セクハラ問題でピュリッツアー賞を受賞した記者が新たな記事を発表する瞬間もーーーNYの本社編集部と、ワシントン支局にカメラを据え、編集トップから個性豊かな記者陣の“本音”も捉えた、圧巻のドキュメント。

  • S2018E08 “悪いやつら”の純朴な越境

    • October 25, 2018
    • NHK BS1

    不法移民を敵視するトランプ政権。アメリカを目指す中南米の越境者や、メキシコ国境に暮らす米国市民の素顔と“本音”を捉えた、ユーモアと皮肉あふれるロードムービー。 スペイン語であえて「オンブレ=男性」という言葉を使って不法移民“悪いやつら”と呼ぶトランプ大統領。ナチスへの親近感を隠さない白人至上主義の自警団が見回る国境の反対側では、歩いて密入国を図る人々向けの“越境グッズ”が出回る。強制送還される人々が後を絶たないグアテマラでは、米国大使館に長蛇の列が・・・貨物列車に飛び乗る若者など、政権発足から100日間の国境地帯の動きを、オランダ人ディレクターが追った。

  • S2018E09 白人至上主義の裏側 ~オルト・ライト潜入記~

    • October 26, 2018
    • NHK BS1

    隠しカメラを手に、アメリカで台頭する新右翼「オルト・ライト」の内側に潜入。統率された組織力と豊かな資金力・・・トランプ政権を支える過激団体の戦慄の内幕をルポ。 シャーローツビルで白人至上主義のネオナチ集団と市民団体が衝突し、女性1人が死亡・・・スウェーデン人のパトリック・ヘルマンソンは、その現場にいた。人権団体の要請でオルト・ライトのメンバーとなり、幹部候補生としてロンドンからアメリカへ・・・生命の危険をおして1年ちかく、過激思想とフェイクニュースを拡散させる団体の活動実態を記録した。世界各国で注目を集めるスクープ・ドキュメント。

  • S2018E10 北朝鮮 外貨獲得部隊

    • November 22, 2018
    • NHK BS1

    モンテカルロ・テレビ祭ドキュメンタリー最優秀賞! 北朝鮮がロシアの建設現場や東ヨーロッパの造船所に派遣する外貨獲得部隊の労働者たちの生の声を隠しカメラで取材! 北朝鮮が送り出す「ドル獲得の英雄部隊」は10万人とも推計される。常時監視下に置かれて1日12時間超の労働を強いられ、賃金は当局に上納するため手元にほとんど残らない。取材班は、脱出を図る労働者との接触に成功。現場でも突撃取材を繰り返し、見張り役から断片的な情報を得る。ポーランドでは造船会社の経営者を装い、北の代理人と“商談”へ・・・脱北した元高官らは、国際的な経済制裁網の抜け穴を利用する北と協力国の互恵関係を語る。

  • S2018E11 ヒトラー・クロニクル

    • December 5, 2018
    • NHK BS1

    落ち着きのない“乱暴な”少年で、成績はクラスで最下層。芸術家を目指すが、ときにホームレスに・・・アドルフ・ヒトラーの生まれ育ちに焦点を当てた“草の根の歴史番組”。 900本のフィルムを発掘、未公開の映像が4割という、ヨーロッパで話題の新作シリーズ。オーストリアに生まれ、厳格な父親と息子を溺愛する母親に育てられた後のナチス・ドイツ総統の生涯を、当時の映像や、人々が残した文章で追体験する。志願兵として第一次世界大戦の戦場に向かい、その後、反ユダヤ主義に傾倒し、獄中で「わが闘争」を執筆するに至る足跡とは・・・「1920年代のYouTubeのようだ」との反響も

  • S2018E12 タイタニック 新たな真実

    • December 10, 2018
    • NHK BS1

    タイタニックはなぜ沈没したのか? 出航前に船倉部の石炭庫で火災が発生し、鎮火せぬまま航海を続けたのが原因とする説を、豪華客船や乗組員の動きをCGで再現しつつ検証。 乗組員だった電気技師が撮影した船体には、側面に焦げ跡が見て取れる。会社は負債を抱え、出航延期は即、倒産。ボイラー作業員は少人数で、火がついた石炭は動力炉に投げ込むしかない…巨大な氷山を目前にしてもスピードを上げ続けたタイタニックの謎も解ける。火災により鋼鉄の強度も極端に低下し、史上最大の豪華客船が、浸水開始から2時間で沈没する悲劇につながったという。1912年当時の資料を再発掘し徹底検証。

  • S2018E13 エリザベス女王と後継者たち ~王室外交の舞台裏~

    • December 25, 2018
    • NHK BS1

    ‘18年5月に結婚したメーガン妃の“新婚生活”に独占取材。ハリー王子とともに、イギリス連邦を構成する国や地域への王室外交の伝統を受け継ぐ横顔を、バッキンガム宮殿で取材。 英国の王室外交は、エリザベス女王のイニシアチブを、“若者のロールモデル”とされるメーガン妃などの新世代が引き継いでいる。ハリー王子夫妻の担当は、カナダや豪州、カリブ海の島々など、世界に散らばる英連邦メンバーとの関係強化。宮殿に研修生を招いて接遇マナーを学ばせ、ガーデンパーティーでは気さくに会話する王子夫妻。英連邦50あまりの“国花”が刺繍されたウエディングドレスの秘話も交えて、“王室の哲学”を描く。

Season 2019

  • S2019E01 ストレスの真実

    • January 4, 2019
    • NHK BS1

    糖尿病や認知症、ガンの要因にもなるというストレスにどう対処したらいいのか?誰にでもすぐできるストレス解消のコツやテクニック満載の実験型最新科学ドキュメンタリー。 糖尿病や認知症、ガンの要因にもなるというストレス。番組ではイギリスの有名プレゼンターが体当たりでストレスにまつわる様々な実験に挑戦する。ストレスにあふれた現代において、どうすれば心穏やで健康に過ごすことができるのか?私たちの暮らしに取り入れられる身近なストレス対策のコツやテクニックを“食”“運動”“マインドフルネス”の専門家を訪ねて学ぶ実験型最新科学ドキュメンタリー。

  • S2019E02 太陽を作る男たち

    • February 20, 2019
    • NHK BS1

    “人工の太陽”を作り、恒久的なエネルギー源を確保しようという壮大な国際プロジェクトに密着。在野の発明家たちの奇想天外な試みも・・・“夢の技術”の科学者たちの物語。 フランス南部で行われているITER=国際熱核融合実験炉には、日本をはじめ37か国が参加。巨大な施設の中でプラズマを人工的に作り出す計画だが、スケールの大きさゆえ組織運営などに問題が噴出し、2025年の運転開始に疑問符が灯る。難解な科学技術をアニメやCGを使って分かりやすく解説し、周囲から“奇人”扱いされる発明家たちの実験室も訪ね歩く。情熱的でユーモアあふれる科学者たちの壮大な挑戦を、4K映像で撮影。

  • S2019E03 素顔のボヘミアン・ラプソディ  フレディを演じた男

    • March 3, 2019
    • NHK BS1

    フレディ・マーキュリーのユーモアと皮肉にあふれたインタビューを軸に、HIVに倒れるまでステージの表と裏を駆け抜けた、希代のシンガーの音楽と人生を秘蔵映像でつづる。 映画「ボヘミアン・ラプソディ」で、世代を超えて共感を呼んだロックバンド「クイーン」のボーカルが亡くなったのは1991年。圧倒的なステージ上の“仮面”の裏で、孤独や愛に満ちた“静かな素顔”を、本人と関係者の声で浮き彫りにする。マイケル・ジャクソンと収録した未公開の音源 "There Must Be More To Life Than This" や、“世界一のディーバ”モンセラート・カバリェと共演した「バルセロナ」など、音楽の魅力も満載!

  • S2019E04 人造人間の“私”

    • April 9, 2019
    • NHK BS1

    AI=人工知能の活用は、私たちの人間観にどんな影響を与えるのか?北欧や日本の職場やサービス産業を訪ね歩き、人間とロボットの境界線がぼやけていく未来像を探る。 「あなたに心はあるの?」「貴女の言う心とは何?」と、モデル風アンドロイドと女性社員が対話する。「誰が君を作ったの?」と尋ねる少年と、ロボットが友達になる。スペインの研究者は、性行動を人造人間に学習させ、孤独な若者に「ふれあい」を提供する。AIの急速な普及で、「文化や歴史は人間だけのものではなくなる」と社会学者は語る。ときにクスリと、ときにドキリとしながら、「ヒトに残したいものとは何か?」を探る世界旅。

  • S2019E05 アメリカ大使館 密着24時

    • April 23, 2019
    • NHK BS1

    ロンドンにあるアメリカ大使館にカメラを入れ、大使やメディア対策チームの一挙一動に密着。トランプ外交の最前線で、「EU離脱を米国の利益に」と動く舞台裏に迫る。 新任の大使は、多国籍ヘルスケア企業の創業家出身でトランプの盟友。外交経験はゼロ。最先端の新築ビルに移転した大使館で、「アメリカを売れ」と陣頭指揮を取る。戦闘機F35の商談では「英国に雇用をもたらす」と、イギリス側に猛アピール。欧州が禁輸する米国産の鶏肉については、「殺菌法は安全」と世論工作を図る。一方のメディア戦略チームは、大統領の予想不能なツイートの火消しに追われる毎日。高まる反米感情の行方を心配する。

  • S2019E06 ヒトラー 最期の謎

    • May 14, 2019
    • NHK BS1

    ヒトラーの遺骨をめぐる科学ミステリー・ドキュメンタリー。旧ソ連軍がモスクワに持ち帰って秘蔵しているとされる遺骨をフランス取材班が鑑定。果たしてその真偽は? 1945年4月のベルリン陥落の際に自ら命を絶ったとされるヒトラー。その最期のときの真相をつかもうと、法医学者からなるフランス取材班が、遺骨を保管しているとされるモスクワに入り、調査を実施した。取材班のロシア当局への粘り強い交渉の結果、遂にヒトラーの頭蓋骨や歯とされるものへの閲覧を許される。ヒトラーの歯科の記録や顔面のレントゲン写真などの資料と照合させた結果は・・・。

  • S2019E07 夢見るロケットマン

    • May 16, 2019
    • NHK BS1

    小型のジェットエンジンを背負い、空を自由に駆け巡ることを夢見た中年男。“ロケットマン”への夢が実現するまでの試行錯誤と試練の日々を描いたヒューマンドキュメンタリー。 2015年、ニューヨークの自由の女神の周りの空を小型のジェットエンジンを背負って駆け抜ける中年男のニュースが世界に伝えられた。オーストラリアの実業家デビッド・メイマンが、少年時代の夢を実現させようと、長年の試行錯誤の末に実現した空中散歩だ。開発中は、海に滑落して危うく命を落としそうになったり、家族との関係にきしみが生じたりと試練の連続。空を自由に駆け巡る夢を追い続けた中年男の物語を描く。

  • S2019E08 偽りの後見人

    • May 30, 2019
    • NHK BS1

    アメリカ版「オレオレ詐欺」が頻発している。「後見人」を名乗る人物が突然現れ、家や財産を奪い取るのだ。行政が加担する悪質なケースもある。犯罪の仕組みを明らかにする。 高齢者の健康や財産を管理するための“後見人制度”。今、アメリカでこの制度を利用した犯罪が頻発している。後見人を名乗る者が、法的な文書を持って現れ、本人の同意なしに施設に収容、家族とのコンタクトができないようにする。裁判所がグルになって行っているケースもあるという。カナダ人ジャーナリストが、アメリカ・ネバダ州で複数の被害者と内部告発者を取材。老人を狙う犯行グループの悪事を暴く。

  • S2019E09 リーマン告発者の10年

    • June 12, 2019
    • NHK BS1

    2008年の破たんにより、世界的な金融危機をもたらしたリーマン・ブラザーズ。その不正を内部告発して、職場を追われた社員たちが歩んだ10年間の苦悩の日々を描く。 リーマン・ブラザーズが破たん前に行っていた無謀な融資や違法な商習慣を内部告発した社員たちは、いずれも職場を追われた。元管理職の男性は、オートバイで放浪生活を送りながら、人生を見つめ直す日々を送っている。また、告発を機に解雇された社員の中には、得体の知れない恫喝や脅迫に怯えながら、10年間を過ごしてきた人も。今、告発者たちは、訴訟チームを結成し、不正を暴く取り組みを続けている。告発者それぞれの10年を描く。

  • S2019E10 軍艦のメガピットイン

    • June 18, 2019
    • NHK BS1

    デンマーク軍の多目的支援艦の“メガ・ピットイン”作業に密着。プロペラやシャフト、機密満載のソナー部品など、“規格外のスケール”で行われる点検・修復作業を紹介する。 「アブサロン」は、輸送・揚陸機能に戦闘能力を加え、ステルス性も持つ“21世紀の軍艦”。5年ごとにドックに入り、全長137メートルの巨体と装備品を徹底的にチェックする。長いプロペラシャフトの「ずれ」は、熟練工が経験と勘を頼りに修復。船底部に取り付けられたソナーの動作確認も念入りだ。5週間にわたるピットインから、軍事用ハイテク部品と職人芸の、意外なコンビの妙が浮かび上がってくる。

  • S2019E11 EU離脱交渉官の苦悩

    • July 2, 2019
    • NHK BS1

    イギリスの離脱交渉でEU側の責任者となったミシェル・バルニエ主席交渉官と、そのチームに密着。“誤算”“難題”が相次ぎ、イギリス側に“振り回された”舞台裏を描く。 フランスで閣僚を務め、欧州政治の表も裏も知り尽くすバルニエは、“巨大な離婚協定”をめぐり、残る27加盟国の説得や、分厚い協定案の作成を迫られる。最大の焦点となったアイルランドの国境管理の問題では現地に飛び、スイスやノルウェーなど“EUの例外規定”も参考に解決策を打ち出す。だが、イギリス政府と議会では“迷走”が続き、合意がご破算になることも・・・離脱期限が延長される中、“円満離婚”への出口は見つかるか?

  • S2019E12 UFO 隠された証拠

    • July 17, 2019
    • NHK BS1

    UFOと人類の遭遇は、太古の昔からあった!?古代遺跡から中世ルネッサンス芸術、そして、近代のビデオ映像などをもとに、宇宙人をめぐる謎を追う。

  • S2019E13 同時代体験!アポロ月面着陸

    • July 28, 2019
    • NHK BS1

    アポロ11号の月面着陸から今年で50年。打ち上げから帰還までの8日間を莫大なアーカイブ映像と音声で時系列につづり、その歴史的偉業を追体験するドキュメンタリー。

  • S2019E14 火山大紀行 ―水と生命の源へ―

    • October 2, 2019
    • NHK BS1

    ハワイ、バヌアツ、シチリアの世界を代表する火山に最接近。圧倒的な迫力の映像とともに火山からの恵みが生態系や人間の暮らしにどのような影響を与えてきたかを描く。 ハワイ島では、海へ流れ落ちる溶岩が作り出す陸と海の生命の連鎖に目を向ける。バヌアツでは、科学者のチームが1000メートルの崖を下降して世界一とされるマグマの火口に最接近。周辺のガスや土壌のサンプルを取り、原始時代の生命体の痕跡を洗い出す。シチリア島では、火山が生み出すミネラル豊富な土壌が農業に及ぼした影響を調査。“火山の惑星”地球の知られざる横顔を大迫力の映像で描く。

Season 2020

  • S2020E01 アガサ・クリスティーの世界

    • December 10, 2020
    • NHK BS1

    裕福な家庭に生まれ、空想好きな少女だったアガサ・クリスティー。第一次世界大戦中に看護師として多くの死に直面し、その経験と薬学の知識を小説に取り入れた。最初の夫に離婚を宣告されると自らが失踪事件を起こすなど型破りな一面も。名探偵ポワロやミス・マープルほか、おなじみの主人公誕生の秘密も明かされる。原題:Inside The Mind of AGATHA CHRISTIE(イギリス 2019年)

Season 2021

  • S2021E01 メルケルが残したもの -16年間の足跡-

    • April 16, 2021
    • NHK BS1

    4期16年ドイツの首相を務めたアンゲラ・メルケル。“ドイツのお母さん”と親しまれたその歩みはガラスの天井を突き破る一人の女性の挑戦でもあった。そのレガシーに迫る 4期16年ドイツの首相を務めたアンゲラ・メルケル。その歩みは、ガラスの天井を突き破り続ける一人の女性の挑戦でもあった。35歳で政界入りして以来、痛烈な批判と差別にさられ、東ドイツ出身ということも相まって、容姿や髪型・服装などで嘲笑を浴びることもしばしばだった。メルケルを長年取材してきたジャーナリストがメルケルの強さとレガシーに迫る。 原題:Looking for Merkel/フランス・2021年

  • S2021E02 ステルス 戦闘機とレーダーの技術戦争

    • June 6, 2021
    • NHK BS1

    30年前の湾岸戦争で脚光を浴びた“レーダーに捉えられない戦闘機”ステルス。最新鋭のステルス機に関する情報はもちろん、レーダーに対抗する戦闘機の技術開発史を描く。 第二次世界大戦時にレーダーの軍事利用を開始したイギリスに対抗し、世界初のステルス機の開発に着手したナチスドイツ。冷戦時代にレーダーが捕捉しにくい高高度で飛行する偵察機を開発したアメリカとそれを新型ミサイルで撃墜したソ連。レーダーに対抗する技術開発の視点から描く戦闘機のイノベーションの歴史。原題:STEALTH AIRCRAFT,THE ULTIMATE TECHNOLOGY(フランス 2019年)