おおぞら銀行地蔵通り支店長の野崎修平(織田裕二)のもとに支店閉鎖の通達が下った。出向を覚悟していた野崎の次なる異動先は、役員昇格となる監査役への就任だった。就任後の野崎に1枚のメモが届けられる。それにはタニダエージェンシーという企業を調査するように書かれていた。調査を始める野崎だったが、かつての部下だった阿部龍平(ユースケ・サンタマリア)から調査をやめろとの指示が下る……。
野崎は引き続きタニダエージェンシーから端を発した、おおぞら銀行の不正融資疑惑を調べていた。そのころ、頭取の京極雅彦(古谷一行)は関連会社の社長を務めていた武田真吾(岸谷五朗)を本店に呼び戻す。京極は武田の一番のライバルは野崎だと告げ、武田は野崎に接触を図る。一方、本店人事部では立川祥子(松嶋菜々子)におおぞら銀行初の女性支店長就任の辞令が下っていた。