忍び・お江は、真田の家臣・馬場彦四郎が幕府の隠密であることを突き止め、真田信之に知らせる。家康亡き後、幕府には真田取りつぶしの陰謀が渦巻いていた。信之は、小野お通から届けられた幸村の遺髪を、お江にも見せてやる。幸村亡き後、気力を失っていたお江は、再び真田家のために働く決意をする。また、信之は京のお通の屋敷へ赴き、2年半前の弟・幸村との対面が家康の命令だったと証拠立てできぬ時は、力添えを懇願する。