3000m級の山脈サザンアルプスは2つのプレートがぶつかり、大地が隆起して生まれた。テ・ワヒポウナムはその山脈を中心とした広大なエリアだ。海からの湿った風が山にぶつかり大量の雪が降ると、幾筋もの氷河ができた。今も数百もの氷河があり、地球の歴史を物語る貴重な史料となっている。温暖化の危機が叫ばれる中、氷河も徐々に溶けて短くなってきている。今回は氷河にヘリコプターで降り立ち、現状をくまなくリポートする。