RPGの世界を舞台に、前田敦子演じる新米ママが“ワンオペ育児”や家事、そして冒険に奮闘する姿を描く。伝説の魔法使い・メイ（前田）は、第1子を出産し穏やかに暮らしていた。だが、魔王の復活で事態は一変。国王はかつて魔王を撃退した伝説の一行に未来を託すが、メイは保育所に空きがなく悩んでいた。
メイ（前田敦子）は魔王（大地真央）討伐に赤ん坊を連れたまま出発する。盗賊のベラ（MEGUMI）は戦場に子連れで来たメイを叱り、メイの夫・モブ（玉置玲央）の頼りなさに憤る。平謝りのメイに対し、僧侶のクウカイ（前原瑞樹）は、「この状況で魔王に勝利したらかっこよくないすか？」とメイをフォローする。
子連れで冒険に出たメイ（前田敦子）は失敗続きで落ち込む。カトウ（井之脇海）はメイの子育て問題を先に解決しようと国王（大倉孝二）に提案するが、逆に国王から弱みを突かれ、メイらは魔王討伐を急ぐように言いくるめられてしまう。一方、ベラ（MEGUMI）は一時パーティーを抜け、盗賊会社の仕事に戻る。
メイ（前田敦子）らは、僧侶・クウカイ（前原瑞樹）と戦士・ポコ（片山友希）の結婚発表に沸く。しかし戦士としてのキャリアを失いたくないポコが「子供はいらない」と宣言し、二人の間に暗雲が垂れ込める。一方、魔界に寝返った勇者のマサムネ（大東駿介）はかつて戦った魔王（大地真央）に意外な事を告げられる。
メイ（前田敦子）ら伝説のパーティーは、魔王（大地真央）を討伐する旅を再開する決起集会を開催。しかし、士官のカトウ（井之脇海）から全員が魔王討伐のメンバーから外されたと告げられる。抗議するメンバーの前に、メイの後輩・メルル（林田岬優）が現れ、メイらに代わる新パーティーのリーダーに任命されたと話す。
冒険に出たいメイ（前田敦子）は、魔王討伐の新メンバーを選ぶ会場で夫のモブ（玉置玲央）と出くわす。そこで、モブが仕事を首になった理由が明らかに。モブは会場から飛び出し、魔王（大地真央）に寝返ったマサムネ（大東駿介）に愚痴る。一方、メイはベラ（MEGUMI）らに「モブと離婚すべき」と忠告され悩む。
魔王（大地真央）から「平和的に話し合いたい」という要求が国王（大倉孝二）に伝わる。魔王のわなを疑う国王は、メイ（前田敦子）やベラ（MEGUMI）ら伝説のパーティーを再び集め、この機に魔王を生け捕りにする作戦を練る。作戦に加わったメイだが、モブ（玉置玲央）に預けた娘が気になって集中できずにいた。
魔王（大地真央）との最終決戦を前に、メイ（前田敦子）がパーティーから外される。赤ちゃんを抱いてカトウ（井之脇海）の家を訪ねたメイは、そこで意外な人物と出会い、モブ（玉置玲央）の元に戻る決心をする。一方、メイがいない間に魔王との決戦に臨んだベラ（MEGUMI）らは、すぐに敗北寸前まで追い詰められる。