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だんだらぼっち

昔、志摩半島の村の沖合にある大王島(だいおうじま)に、だんだらぼっちという一つ目の大男がいました。 だんだらぼっちはたいへん力の強い大男で、いつも村の漁師たちが捕った魚を船ごと持って行ったり、米も俵ごと強奪していくのでした。困った村人たちが網元の家で対策を相談していると、頭のいい子供が名案を思いつきました。それは、だんだらぼっちより大きな「千人力の大男」をでっち上げ、だんだらぼっちを怖がらせようという作戦でした。 翌日、何も知らないだんだらぼっちは再び食べ物を探しに村にやって来て、大きなカゴと大きな魚のえさ袋を見つけました。このカゴは千人力の大男が使うタバコ入れで、えさ袋は千人力が着る着物だ、と村人が説明しました。 さらに、片方だけの巨大なワラジを見つけただんだらぼっちは「こんな大男がいるのではかなわない」と恐怖に震え、ワラジを取りに戻ってくる前にと大急ぎで大王島へ逃げ帰ってしまいました。その後は、もう二度と村にはやってこなかったそうです。

日本語
  • Originally Aired September 20, 1980
  • Runtime 10 minutes
  • Network MBS
  • Created August 11, 2021 by
    nfmalves11326
  • Modified August 11, 2021 by
    nfmalves11326