All Seasons

Season 1

  • S01E01 愛と誇り貫く究極の純愛

    • September 2, 2013

    明治10年の秋。士族の九堂家に待望の第一子が誕生する。生まれたのが女の子だったため、嫁の文乃(大鳥れい)は肩を落とすが、当主の忠近(渡辺裕之)は「潔い子に育つように」と願いを込め、娘に“潔子”と名付ける。 九堂家に出入りする町医者、有馬嘉一(五代高之)の一人息子で6歳になる蒼太(樋口海斗)は潔子を妹のように可愛がる。「僕がきいちゃんを一生守ります!」蒼太の言葉に九堂家の面々は微笑みを浮かべる。 5年後、潔子(舞優)が5歳になったときのこと。潔子を産んだあと、子宝に恵まれずに肩身の狭い思いをする母、文乃を励ましたくて、神社にお参りに行った潔子は見知らぬ男に連れ去られそうになる。一緒にいた蒼太(竜跳)が助けようにも相手にならぬ中、一人の男が現れて…。

  • S01E02 愛の嵐の予感

    • September 3, 2013

    明治28年。18歳になった潔子(福田沙紀)は医者になった蒼太(石垣佑磨)を手伝うため、彼の家で看護師のような働きをしていた。 無給ながら、蒼太の役に立てることに喜びを感じる潔子だが、ある日、蒼太と蒼太の親友の隆道(加藤慶祐)が事故で大けがをした少年を担ぎ込んで来る。蒼太のそばで、てきぱきと動く潔子の凛とした姿に隆道は惹きつけられて…。 一方、潔子の家では祖母、冨久(松原智恵子)が病を抱えていた。心配する潔子たち。そんな中、教育者の父、忠近(渡辺裕之)にも問題が起き…。

  • S01E03 届かない想い

    • September 4, 2013

    蒼太(石垣佑磨)の親友、隆道(加藤慶祐)が潔子(福田沙紀)に縁談を申し込む。裏で糸を引いていたのは隆道の父、二宮盛道(高知東生)だった。東京府の役人の二宮は忠近を教科書検定の汚職に巻き込もうとしていたのだった。そうとは知らず、縁談を進めてしまう忠近(渡辺裕之)。 蒼太に思いを寄せる潔子は嫁ぐことなど考えられない。だが、思いとは裏腹に縁談話はどんどん進む。さらに鈍感な蒼太は、隆道との結婚を祝福してしまう。 蒼太は自分を妹としてしか見てくれていない。絶望的な思いに駆られる潔子だったが…。

  • S01E04 迫りくる悪人

    • September 5, 2013

    潔子(福田沙紀)と隆道(加藤慶祐)の縁談は進み、結納まで済んでしまう。決められた運命をただ受け入れるしかない潔子。一方、蒼太(石垣佑磨)は、潔子の隣にいるのが自分ではなく隆道であることに、ようやく自分の思いに気付き…。 そんな中、潔子の祖母、冨久(松原智恵子)が家族に囲まれ、冨久は75歳の生涯を終える。亡くなる寸前に潔子に「己の心を見つめて生きよ」との言葉を遺す冨久。潔子はその言葉を心に刻み、前を向いて生きて行こうとする。 そんな中、忠近(渡辺裕之)は、二宮(高知東生)を料亭に呼び出していた。二宮の本性を知った忠近は縁組の破談を申し入れる。思惑が外れた二宮は窮地に追いやられるが…。

  • S01E05 冷酷な仕打ち

    • September 6, 2013

    縁組の突然の破談に戸惑う潔子(福田沙紀)。一方、自分の思いに気付いた蒼太(石垣佑磨)は結婚を申し込もうと九堂家を訪れるが、そんな中、二宮(高知東生)の策略により、潔子の父、忠近(渡辺裕之)が偽りの公金横領の罪で警察に逮捕されてしまう。 すぐにでも疑いが晴れると信じていた潔子たち家族だが、忠近が釈放されることはなかった。二宮の思惑など知らぬ潔子は、二宮に父を助けてもらうよう頼みに行く。潔子や文乃(大鳥れい)の前では心配げに振る舞う二宮だが、裏では自分に歯向かい、投獄された忠近をあざ笑っていた。 何とか忠近を助けたい蒼太は、父の紹介である人物を訪ねることにする。そこにいたのは「死神商人」と呼ばれる豪商の渋澤弥彦(合田雅吏)で…。 この出会いが、潔子の運命を大きく変えていくことになるとは誰も知る由もなく…。

  • S01E06 守るべきもの

    • September 9, 2013

    潔子(福田沙紀)の父を救う代償として、蒼太(石垣佑磨)に土下座を要求した商人の弥彦(合田雅吏)。しかし、その場に現れた潔子は、き然とした態度で土下座の必要はないと言う。「蒼太さんの誇りを奪ってまで、父は助かろうと思いません。誇りはお金で買えぬのです!」ときっぱり告げた潔子を弥彦はじっと見つめていて…。 ほどなくして、忠近(渡辺裕之)が突然釈放される。裏で弥彦が手をまわしてのことだった。潔子や母の文乃(大鳥れい)は喜ぶが忠近は衰弱しきっており、家族一同言葉を無くす。 蒼太の懸命の治療もむなしく、日ごとに弱まっていく忠近。医者の蒼太は懸命にその命を繋ごうとするが…。

  • S01E07 いばらの道へ

    • September 10, 2013

    蒼太(石垣佑磨)の治療の甲斐もなく潔子(福田沙紀)の父・忠近(渡辺裕之)は亡くなってしまう。己の不甲斐なさを痛感する蒼太。力が欲しい。大事な人を守れる力を。蒼太は“死神商人”と呼ばれる弥彦(合田雅吏)に雇ってくれと土下座をし…。 蒼太が「渋澤商会」で働き始めることを知った潔子(福田沙紀)は蒼太を止めようとする。医者の道を捨ててまで進む道なのか、と。しかし、蒼太の決意は揺るがなかった。 「軽蔑するならしてくれ。俺はこの道を行くと決めたんだ」 言い捨て去っていく蒼太の背中を、潔子はただ見つめるしかなく…。 主の忠近が亡くなり、これまで以上につましい生活を強いられるようになった九堂家。潔子は母の働きだけでは家計が苦しいことを知り、ある決意をする。仕事斡旋所で潔子は料亭の帳簿付けの職を見つける。その店は潔子の女学校時代の同級生、千代(渋谷飛鳥)の母親、八重(比企理恵)が女将を務めていて…。

  • S01E08 ふたりの約束

    • September 11, 2013

    「料亭・木村」で帳簿付けをする潔子(福田沙紀)は手際よく仕事を進めるが、女将・八重(比企理恵)の夫、権蔵(金山一彦)は隙あらば潔子を自分のものにしようとしていた。 そんな中、潔子は八重に言いつけられ、得意先の集金に出かける。向かった先は蒼太(石垣佑磨)が務める「渋澤商会」だった。「蒼太さんに会えるかもしれない」。胸弾ませる潔子だが、あいにく蒼太は留守にしていた。そこにいた弥彦(合田雅吏)は潔子の姿に驚きつつ、潔子に辛らつな言葉を突きつける。「親父殿は死んだ。これがお前の望んでいたことか?」その言葉に潔子は…。 出先から戻った潔子は蒼太と再会。潔子が働くことに胸を痛める蒼太だが、潔子はなぜ働きだしたのか、蒼太に真意を告げるが、そんな潔子を権蔵が邪まな目で見つめていて…。

  • S01E09 敵意の眼差し

    • September 12, 2013

    「あなたのことを友だちと思ったことなんかない。あなたなんか死ねばいいのに」 友達だと思っていた千代(渋谷飛鳥)から憎しみの目を向けられ、本心を聞かされた潔子(福田沙紀)は呆然とする。千代の心の闇に潔子は…。 「渋澤商会」の主、弥彦(合田雅吏)は潔子が「料亭・木村」で女中をしていることを蒼太(石垣佑磨)に告げる。この店の女中たちは裏で客を取らされていた。このままではいつか潔子も。何も知らない蒼太の安穏とした姿に、なぜか苛々としてしまう弥彦で…。 世間に疎いがゆえに女中たちの怒りを買ってしまう潔子はついに女中たちのもう一つの役目を知ることに。「あんた人を見下すのもいい加減にしなよ」そんなつもりはなかった潔子だが、自分の至らなさを痛感して…。 そんな中、潔子を嫌う千代の乳母・イシ(山野海)は他の女中同様、潔子にも“夜の務め”をさせようとしていた。そこに、二宮(高知東生)が現れ…。

  • S01E10 生きてこそ誠

    • September 13, 2013

    自分が捨てた武家の誇りを持ち続ける潔子(福田沙紀)に、二宮(高知東生)は苛立つ。二宮は強引に潔子を押し倒そうとするが、潔子は隠しておいた懐刀を自分ののどに当てる。「このようなことをして、誇りはないのですか」と二宮に問う潔子。自分が捨てた武家の誇りを持つ潔子の姿に二宮は…。 潔子は、女中のお紺(幸田尚子)が店の板前から想いを寄せられていることを知る。彼のためにも体を売るようなまねは止めた方がいい、と思う潔子だったが…。 一方、事業拡大を目論む弥彦(合田雅吏)は、帝国大学出身の蒼太(石垣佑磨)のつてを使い、政界の実力者、大山(大出俊)との接触に成功する。弥彦は「料亭・木村」で大山と一席設ける。その頃、千代(渋谷飛鳥)は隆道(加藤慶祐)の潔子への思いに嫉妬を募らせていた。思わず隆道に告白する千代だったが、あっけなく断られる。絶望の千代。その目が狂気に満ちて…。