売れない俳優の主人公・十文字雄三はスーパーのアルバイトをしていたが、好きでもない仕事にどうにも力が入らない。 ある日、俳優業に専念しようと職場に退職の意思を伝えたところ、レジ係のチーフから「カゴの中身からその人の生活が見える」と教えられ、スーパーの仕事が“役者の肥やし”になるのではと退職を思いとどまる。 そんな時、雄三が働くスーパーへ、スキャンダルで週刊誌をにぎわせた人気女性アナウンサーが来店。雄三は、早速、カゴの中身の食材から彼女の人生を妄想する！ そしてさらに、10年前、高校時代に別れた、雄三の元恋人が、突然スーパーを訪れ…？
レジの列に横入りする客など、いつにもまして客の迷惑行為に悩まされていた『スーパーガネシヤ』。店員たちが思い思いの方法で客を諌めていると、大声で怒鳴る、いかつい風貌の男性客（竹中直人）が部下を連れてやってくる。 「絶対ヤクザの親分と若頭に違いない！」と思った主人公・アルバイトの雄三（戸塚純貴）。 逃げようかと思ったが、俳優業の勉強のためスーパーのカゴの中を覗き見し、その人物像を想像し始める。そのカゴにあったのは、大量の鮮魚。このカゴを“ギャングの抗争”が繰り広げられるのではと妄想を含ませるが、実は２人の職業は…
集客のため、SNS発信を始めた『スーパーガネシヤ』。「近所の書店よりフォロワー数が増えた」などとレジ係のめぐみ（清水麻璃亜）たちが一喜一憂するところへ、有名な辛口料理評論家（岡田義徳）が買い物に訪れる。 辛口評価をした店が閉店してしまうといった“悪名高い？評論家”がどんな商品をカゴに入れるか、店員もその場に居合わせたお客さんも興味津々。そんなカゴの中身を覗いてみると、普通のお酒に、なんとお惣菜も！？はたして、このスーパーのカゴの中から見える料理評論家の人物像とは…
隣町にできた巨大倉庫型スーパー『カスタコ』の影響で売上が落ち、ピンチを迎えている『スーパーガネシヤ』。売上アップに直結しそうなお客様の声も乏しく、接客で勝負するしかないとの結論に。そんな時、見るからに上客の婦人（梅沢昌代）が買い物に訪れる。レジ係のめぐみ（清水麻璃亜）にけしかけられた雄三（戸塚純貴）は婦人の買い物をエスコートすることに。 夫が亡くなるまで、外出は運転手の送迎、食事の支度もお手伝いさんにお任せだったという婦人のスーパーでの初の買い物は三つ葉に、今はあまり贅沢できないからと一番安い卵。そして「じきに、天国からお迎えが来る。」と意味深な言葉が…。はたして、この婦人がスーパーに来た目的とは！？ さらに、雄三はスーパーでのバイト中、９年前に別れた元恋人の由里子（新谷あやか）に再びバッタリ遭遇！ついに、言葉を交わすことに…
雄三（戸塚純貴）は、久しぶりに再会した元恋人の由里子（新谷あやか）の浮かない表情が気になり、ため息をついて売り場に出る。その横では、男子高校生の貴斗（中島颯太）が同じようにため息をついていた。 最近、頻繁に『スーパーガネシヤ』に顔を見せる貴斗だが、いつも何も買わずに帰っていく様子を見て、貴斗の幼馴染・日和（池田朱那）と店員たちは万引きを疑う。注意深く防犯カメラチェックしてみると、そこに映る貴斗の目線の先にはあったのは、レジコーナー。君枝（石田ひかり）は、貴斗が、めぐみ（清水麻璃亜）を見るために来店しているのではと推測する。 再び、スーパーに現れた貴斗。果たして、万引きか？めぐみか？貴斗の狙いとは…
万引き被害が増加し、撲滅キャンペーンに意気込む『スーパーガネシヤ』。防犯カメラで万引き現場を目撃した雄三（戸塚純貴）と店長（永野宗典）が現行犯を捕まえようと売場に行くと、そこにいたのは市長の孫である葵（森田想）だった。 疑い出すとお客がみんな万引きしているように怪しく見え始める雄三だが、白いワンピースの女性（佐藤乃莉）がどうも気になり、後を追い始める。しかし、カゴの中身は空っぽのまま。そんな時、店内が停電し彼女の姿を見失ってしまう。 暗闇の中、雄三が見つけた白いワンピースの女性は冷凍コーナーでたたずんでいた。雄三は声をかけるも、その瞬間、意識を失い売場で倒れ込んでしまう。 その後、体調を取り戻した雄三が見つけたのは売場に残された会計が済んでいないアイスキャンディーだけが入った買い物カゴ。はたして、白いワンピースの女性がスーパーに来た目的とは…さらに、オーディションに臨む雄三のハリウッド俳優への道もついに動き出す！？
ある日、『スーパーガネシヤ』に就職希望の女性・黒岩凪（松村沙友理）がやってくる。 履歴書に高校卒業からの経歴が書かれていない凪。実は今まで、ご当地アイドルをやっていたのだが、アイドル活動に潮時を感じたと話す。店長（永野宗典）は、隣町にできた巨大倉庫型スーパーの影響で売上が落ち、新規雇用は難しいと断るが、凪の押しに負け、あっさり採用。雄三（戸塚純貴）は凪の教育係を任命される。 凪は持ち前の観察眼や仕事覚えの早さで「期待の新人」と雄三たちを驚かせるが、いざ1人で仕事をやらせてみると品出しが中途半端だったり、値札シールを間違えたりとミスだらけ。 しかし、そのミスにはある理由があって…
店長（永野宗典）から会議があると集められた雄三（戸塚純貴）。最近地域で子供を狙った悪質な犯罪が増えているということで、指名手配犯の写真が店内にも貼られることに。 ある日、見るからに怪しい男（菅原卓磨）が少年を連れてやってくる。汚れた服装で、重い荷物を持たされる少年に、雄三は「親じゃないのか？」と尋ねたところ、少年は男のことを「鬼」と呼んだ。 鬼から少年を救うため、雄三はスーパーのバイトからスーパーマンに変身し、その男に立ち向かう！が、実はこの２人…。 さらに、閉店間際に雄三の元恋人・由里子（新谷あやか）が現れ、「話がしたい」と夜の公園へ。そこを通りがかったレジ係のめぐみ（清水麻璃亜）が目撃したのは…
『スーパーガネシヤ』オーナー宛に「お叱り」の手紙が届く。全部で80個にも及ぶクレームに一同は反省し、改善を試みる。 そんな矢先に、雄三（戸塚純貴）は来店した女性（青木さやか）から挨拶の声が小さいと注意を受ける。正論で間違いを論破する彼女を、雄三はオーナー宛に手紙を書いたクレーマーでは？と疑う。 女性のカゴの中身は大量のお酒。はたして彼女の正体は？ その夜、雄三は元恋人・由里子（新谷あやか）から衝撃の告白を受ける。それは雄三が心配していた通りの内容だった。
由里子（新谷あやか）から「豊田豊と不倫している」と打ち明けられた雄三（戸塚純貴）はショックを受け、「カゴの中身を見るのはやめよう」と考え始める。が、いつもの癖でついつい目がお客さんのカゴの中に。 この日やってきたパジャマにサンダルの顔色の悪い男（吉村界人）のカゴの中は、花束とお刺身。 そして、スーパーガネシヤ史上最悪の事態「強盗事件」が発生！レジ係チーフの君枝（石田ひかり）が人質になった時、雄三がとった行動とは？
