白蛇九十九神社の町おこしイベント中、突然の地震が発生。 神社の本殿で「神器」の破損を目撃した新海翔は、拾ったカケラで指を傷つけてしまう。 それは、静かに始まる異変の合図だった。 それから数日後、公園に少女の石像が現れたという噂が広がっていく。 不可解な出来事に翔は、クラスメイトの深沢与一、九條都と共に噂の真偽を確かめに行くことに。 それは偶然か、運命か。“物語”が静かに動き出す─。
白泉学園で突如発生した謎の火災。 生徒たちが恐怖に包まれる中、新海翔は、妹の新海天を救うべく奔走する。 そんな翔に、何かを知っている様子の九條都は協力を持ち掛ける。 火災の原因を追う翔と都の前に現れたのは、炎を自在に操る異能者。 常識では太刀打ちできない脅威に、都は特殊能力を授ける装飾品“アーティファクト”で能力を発動する。 危険が迫る中、2人は力を合わせて異能者に立ち向かう。戦いの先に待つ、運命は─。
「他人の物の所有権を奪う力」をアーティファクトに与えられた都。 そして翔もまた正体不明の力を持っている事をソフィーティアに告げられる。 彼女に協力し、石化事件の犯人の捜査を始めた翔と都は、都の能力の新たな使い道を見出し、事件解決に向けて一歩前進する。 事件の捜査を通して確かな絆が築かれていく二人。 しかし、そこに現れた一人で石化事件の犯人を追う結城希亜は、翔を事件の犯人ではないかと疑いだし──。