鍵のかかった部屋から盗まれた本

Ein Vater hinterlässt sein Anwesen nach seinem Tod seinen Nachkommen, doch diese kommen nicht gut miteinander aus. Einer von ihnen hat ein sehr wertvolles Buch aus der Bibliothek ihres Vaters gestohlen. Shioriko und Goura werden in das Kreuzfeuer verwickelt.

篠川栞子（剛力彩芽）は、客の自宅に出張して本を買い取る「宅買い」に五浦大輔（AKIRA）を連れて行く。訪ねた先は「玉岡」という邸宅で、依頼者の玉岡聡子（森口瑤子）は、3カ月前に他界した父親の蔵書を処分して欲しいという。 蔵書は主に純文学や詩集で、なかには中原中也の『在りし日の歌』の初版本など貴重なものもあった。聡子は栞子に、買い取りとともに、昨日この書斎から盗まれた宮沢賢治の『春と修羅』の初版本を取り戻して欲しいと依頼。父親は『春と修羅』の初版本を2冊持っていたが、状態の良くない方が盗まれたのだという。聡子がその消失に気づいたのは、昨夜、遺産のことでクレームを付けに来た兄・一郎（大河内浩）と姉・小百合（峯村リエ）が帰宅した直後だった。