邦子(宮崎萬純)が戦争映画の出演を断った。道郎(石田登星)の職場の先輩・大川信吾(丹波義隆)にアドバイスされたことが、頭の片隅に引っかかっていたせいらしい。邦子は大川に気があるのではないか、そう思うと以前から邦子に好意を寄せていた道郎は気が気じゃなく、蝶子(古村比呂)にあれこれ尋ねるのだが、蝶子にも邦子の真意はわからない。すると7月のある晩、邦子が大川を連れて蝶子の家を訪ねてくる。