戯れで頬にキスするつもりが、アクシデントで本当のキスをしてしまった相馬(曽野舜太)と琴里(箭内夢菜)。相馬からはますます好意を寄せられ、琴里は職場で気恥ずかしい日々を送っていた。 ある日、得意先の企業であるAVAZの営業担当・高峰(草川直弥)がやってくる。偶然にも、彼は琴里の元同級生だった。琴里は高校時代の辛い過去を思い出す。琴里は当時、高峰に好意を抱いていたが、ある出来事をきっかけに心の傷を負っていたのだ。琴里のただならぬ様子に気づいた相馬は、もっと自分に頼ってほしいと琴里に伝えるのだった。そんな中、AVAZの新商品イベントに向けて懇親会が計画される。普段は目もくれない相馬は、高峰が来ると聞くや即答で参加を決める。そのとき、相馬の胸に火が灯り、三角関係が静かに動き出そうとしていたー。
相馬(曽野舜太)は、琴里(箭内夢菜)の高校時代の苦い経験の原因が高峰(草川直弥)にあったことを知り、ハートを熱くする。どんな理由があろうと、琴里を傷つけた人間は許せないのだ。琴里は、気遣いの御礼に相馬を食事に誘うことで、その場をしのぐことができた。 「二人のときは下の名前で呼んでいいですか?」デート当日、相馬はそう切り出してきた。さらに、カップルのように手を繋いできて、明らかに暖を取っているのとは違う。いつもよりまとう空気が甘い相馬に、琴里の体は熱くなっていく・・! ”恋人お試し期間”の返事の期限が迫る中、二人はAVAZの販促イベントの手伝いに来ていた。高峰との息がぴったりの琴理を、相馬は遠目から眺めていた。相馬は、慣れない仕事で意図せずある事件を起こしてしまい、焦りを募らせていきー
「まだ一緒にいたいんですけど、行っても良いですか?琴里さんの家」 お互いの好きだという気持ちを確認してから、相馬は間髪を入れずにそう尋ねた。部屋に入り、緊張する琴里。「抱きしめてもいいですか?」相馬はたたみかける。相馬は琴里の全部が好きで、気持ちが抑えられないのだ。「嫌だったら言ってくださいね。」と相馬の行動はエスカレートしていきー!? ある日、AVAZイベントのレビューのため、高峰が来社する。席を外したとき、思いがけず知ってしまった事実に、高峰は動揺を隠せないのだった。 相馬は職場ではプライベートと見境なくいっそうなついてくる。琴里は”恋愛初心者”だという相馬の無自覚な暴走を止められるのだろうか。 ある日、高校の元同級生から女子会の誘いがくる。琴里が行くと、そこにいたのはー
琴里(箭内夢菜)が参加した女子会には、なんと高峰(草川直弥)の姿があった。女子会の予定が変わり、小さな同窓会になったのだ。彼氏ができたばかりの琴里は動揺する。帰り道、運が悪いことに、高峰と二人で歩いているところで相馬(曽野舜太)と遭遇してしまう。「なんで、高峰さんが・・!?」相馬のハートに再び火がともる。 しかし、高峰のジェントルな対応もあり、誤解が解けた二人は、そのまま琴里の家へお泊まりデートに行く。これからは遠慮なく話し合っていこうと誓い、口づけを交わそうとした瞬間、突然男が乱入してくる。琴里の弟・海里(藤本洸大)である。相馬は海里から邪魔者扱いされるが、仲の良い二人を見て羨ましく思うのだった。「本来の姉弟ってこんな感じなんだなって…」相馬が発した言葉に琴里は引っかかりを感じてー
琴里(箭内夢菜)は驚きを隠せなかった。相馬(曽野舜太)には綾人(佐藤瑠雅)という兄がいたのだ。気の進まない様子だったが、相馬は自らの複雑な生い立ちを語り始める。いま、あんこや和菓子が苦手な理由、そして誰にでも”塩対応”な相馬がどうして琴里になついたのかが明らかになろうとしていた。 ある日、琴里の会社に突然の来客があった。なんと、それは綾人である。京都からわざわざ足を運んできたというではないか。戸惑う琴里に対して、綾人は驚きの仕事の依頼を持ちかけてくる。琴里は嬉しく思う反面、相馬のことを気にかけていた。琴里はそのことをまず相馬に相談しようと決意する。 後日、和菓子の名店・藍屋からの案件受注に、オフィスは歓喜に沸いていた。果たして、琴里が出した決断とはー?