宇宙が誕生したのは138億年前、というのが今の定説だ。しかし生まれてからおよそ10億年の期間は「宇宙の夜明け」と呼ばれ、まだ多くの謎に満ちている。そこで天文学者たちは、高性能な望遠鏡を開発しはるか遠くを観測、「宇宙の起源」に迫ろうとしている。そして最新の観測データから見えてきたのはこれまでの常識を覆す、数々の天体の姿。「我々が思っていた宇宙の始まりと、本当の始まりは違っているのかもしれない」。