東京・歌舞伎町を舞台に、美貌の弁護士・凛花の活躍を描く。凛花は、父親の花太郎が失踪したことを機に、父親が経営する歌舞伎町の弁護士事務所で働くことに。困惑する凛花と、事務員・牛島の元に、ストーカー被害に悩むキャバクラ嬢・りおが相談にやって来る。
凛花の元に、キャバクラ嬢・由梨が相談にやって来る。多額の借金を背負う由梨は、店の常連客の不動産会社社長・権俵に、借金を肩代わりしてもらう代わりに“愛人契約”を結ばされているという。凛花は、由梨を助けようとするが、愛人契約の裏にあるからくりに気付く。
凛花の元に大手企業に勤める順子が、セクハラの相談で訪れる。順子は過去にだまされて、一度だけAVビデオに出演させられたことがあった。それを上司に知られ、脅されて体を触られるようになったという。凛花は早速、順子の同僚に聞き込みをするが、協力してくれる者はいなかった。
凛花は、順子が務める企業の、会社ぐるみのセクハラを証明できなかった。さらに順子は、会社を訴えようとしたことで、出演したAV動画を社内に拡散されてしまう。対策を立て直そうとする凛花だったが、当の順子は、もう頑張れないと弁護依頼を取り消し、凛花の元を去ってしまう。
凛花の元を、ホストのタケシらが訪れ、キャバクラ嬢の殺害容疑で逮捕された先輩ホストの勇士の無実を証明してほしいと依頼する。凛花の調査で、勇士には犯行時刻に「空白の2時間」があることが判明。そんな中、凛花は事件の目撃者・飯島の言動に疑念を抱く。
凛花は、IT企業の社長・飯島がキャバクラ嬢殺害事件に関与していると疑いを強める中、事務所で暴漢に襲われる。飯島の仕業だと考える凛花は、危険な状況の中、暴漢からキャバクラ嬢殺害事件に関するヒントをつかむ。さらにその後の調べで、飯島の“黒い過去”が発覚する。
婚約者・定岡に大金を貢いだ後、二股を掛けられ捨てられたという紀香が相談に来る。定岡を結婚詐欺師だと疑う凛花は、二人が婚約関係にあった事を証明し慰謝料を請求しようと試みるが、証拠をつかめない。そんな中、蘭は弁護士の身分を隠して、定岡に接触する。
ソープ嬢・栞が客にレイプされ、告訴したいと凛花に訴える。犯人の芝崎は、“区議会のドン”と呼ばれる親のすねをかじっているフリーターだった。芝崎はあろうことか、栞を待ち伏せして再び関係を迫る。さらに、親の顧問弁護士に告訴の対抗手段を講じるように命じる。
凛花は元暴力団員・徳山の弁護を担当することに。徳山は先輩と共に、芸能プロダクション社長・亀田への脅迫・傷害の容疑で逮捕されたが、徳山は容疑を否認。不当な勾留に疑問を抱いた凛花が担当検事に話を聞きに行くと、その検事は凛花の初恋の相手・青柳だった。
フィリピン人のジェーンが、知らぬ間に離婚届を出されていたと凛花に訴える。凛花は、夫がジェーンの許可なく離婚届を書いたと考えるが、筆跡はジェーンのものだった。日本語が分からない彼女を夫がだましたと思い凛花は憤る。そんな中、凛花は離婚の裏に隠された事実を知る。
行方をくらませていた凛花 の父・花太郎が帰ってくる。謝りもしない父の身勝手な行動に、凛花はつい怒ってしまう。そんな中、ラブホテルを経営する夫が突然死したという早季子が相談に訪れる。凛花は、閉館の危機にさらされたホテルを守るべく、相続権などの調査を始める。
凛花と花太郎の、ラブホテルの相続権を巡る裁判が始まる。早季子の亡き夫の弟・大吾の弁護をする花太郎は、巧みな弁論で凛花の主張を退ける。凛花は花太郎に勝ちたいと思うあまり周りが見えず、大吾がホテルを売り払おうともくろんでいることを見過ごしてしまう。