旅行代理店の経理部で働く大沼実歩乃(樋口日奈)。 30歳の誕生日を迎えた日、彼女の職場に中途採用でやってきた嬉野栄成(池田匡志)。 彼は10年前に互いに恋人がいながらカラダの関係を持ってしまった、“共犯関係”で結ばれた相手だった。 突然の再会に激しく動揺し、資料を落とす実歩乃。 そんな実歩乃の資料を拾いながら「みぽりん」とかつての呼び名で声をかける栄成。 後輩の久坂誠(草川直弥)と吉木友里(水戸由奈)はその呼び名に驚くも、「大学の同級生で」となんとかその場をごまかす実歩乃。 その夜、栄成は「なんか俺らって運命感じない?」と屈託なく笑い、夜景の見えるレストランで実歩乃の誕生日をサプライズケーキで祝う。 この男と過ごした日々、一緒に食べたケーキ、触れた感触、いろいろな思い出が蘇る。 そして2人はあの頃と同じように視線を交わし…
「ばっくれちゃおうよ」出会った時と同じように、2次会を抜け出してきた実歩乃(樋口日奈)と栄成(池田匡志)。 向かった先は漫画喫茶の狭い個室。距離が近くなり、見つめ合う2人。 強引で、身勝手で、大嫌いなはずなのに、再会してから40時間も一緒にいる自分を自嘲する実歩乃。 キスを重ねながら腰に手を回し、衣服の中に手を入れて実歩乃の声が漏れ聞こえるのを楽しむように笑う栄成。 職場では友里(水戸由菜)が栄成の気を惹こうと積極的に話しかけているが、そんな時でも栄成は周囲の目を盗んで実歩乃の手を握り、執拗に揺さぶりをかけてくる。 そんな泥沼から救い出すように現れたのは、誠実な後輩・久坂(草川直弥)だった。「今日って夜、お忙しいですか?」純粋でまっすぐな気持ちで誘ってくれる久坂となら、幸せになれるかもしれない。 過去を断ち切る決意をする実歩乃は久坂に向かって笑顔を向けるが…