高三の雅志(菅田将暉)。卒業後の進路を決める時期が迫っている。雅志は芸大の音楽科へ進むことを望みつつ、本当にそれでいいのかという不安を抱えていた。自分は一流のソリストになれるのだろうか? なれなければ、全て無意味なのではないか? 思い悩んだ末、雅志はバイオリンと決別する決意をする。夏休み、雅志は両親にバイオリンをやめることを伝えるが…。