力士群凶に襲われ絶体絶命だったお凛たちを救ったのは、剣術の達人・十兵衛(山本耕史)だった。薬を手に入れたお凛と源三郎は、同行を買って出た十兵衛とともに、トキが待つ多胡宿へと急ぐ。一方、人としての意識を保ちながら群凶になってしまった男・士郎もまた、ある目的をもって多胡宿に向かっていた。その頃、お凛の母親であり、忍びの頭領の氷雨(富田靖子)は、群凶たちの出現を機に何やらたくらんでいた……。