時音と影宮がいた楼閣が倒壊し、崩れた欄干にぶら下がる影宮。瓦礫と共に落下した時音は下方にある橋にクッションの結界を作って着地する。この後、時音は橋の向こう側から来る藍緋と遭遇。その時、壊れた橋がさらに崩れると、藍緋は時音を助ける。白が仕込んだ蟲から開放され、黒芒楼を離れようとしていた藍緋は一旦研究室に戻ってから時音を解放。時音が助けた理由を聞くと、藍緋は久しぶりの人間の匂いに血迷ったと答える。 藍緋は黒芒楼から逃げる事を勧めるが、時音は仲間を助けるため、逃げる訳にはいかないと答える。人間の絆を感じた藍緋は昔会った人間の男の事を思い出す…。50年前、人を襲った藍緋は妖花から人に化けるところを1人の男に目撃される。腹が満たされていた藍緋は男を見逃してやるが、男は藍緋との再会を望み、同じ場所に度々やってくる。そして、体が弱くて外出できないという男に頼まれ、藍緋は男の家で一緒に暮らし始める。 藍緋はその生活を心地良いと感じ始めるが、その矢先に男の兄が亡くなってしまう。それから、体が弱くて仕事をしなかった男は家族を支えるために必死に働き、次第に体も丈夫になっていったという…。回想後、藍緋は何もできない男が他人のために身を削る事ができた理由が知りたくて人間を研究したと告白。時音は藍緋がその男を好きだった事に気付き、人を動かすのはその気持ちだと教える。そんな2人の会話は火黒に盗み聞きされる。 この後、良守と時音を捜していた影宮は良守を見つけると、時音が黒芒楼に来ている事を教える。時音が楼閣から落ちた話を聞いた良守は急いで救出
Name | Type | Role | |
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Miyusa Kishimoto | Writer | ||
Yoichi Kato | Writer | ||
Kenji Kodama | Director |