All Seasons

Season 1

  • S01E01 最終回

    • October 12, 2000
    • Fuji TV

    コンピューター会社「ワンダーエロクトロニクス」のショールーム勤務の真行寺アユム(反町隆史)は本社に呼ばれ、松方専務(段田安則)から「秘書室に『潜入』せよ」と異動指示される。秘書室にはシズク(木村佳乃)、サダ(りょう)、キイコ(小雪)、ミヤビ(西田尚美)、リリ(伊東美咲)、ミン(一戸奈未)、アミ(高橋ひとみ)というモデル並みの美女7人が在籍していた。突然の異動に首をかしげるアユムが紹介されたのは、役員の信頼を一身に受けるエリートの新秘書室長竜崎ゴウ(唐沢寿明)だった。松方専務が続ける。「役員会の経費900万円が消えた。秘書たちがやったとしか考えられない。君たち二人で犯人を探せ」有能なサラリーマンか、ちゃらんぽらんか、全くつかみ所のないゴウをボスに、アユムは「秘書室潜入調査」を開始した。

  • S01E02 女王様

    • October 19, 2000
    • Fuji TV

    役員予算使い込み犯人を捜し出すため、ワンダーエレクトロニクス社の秘書室長となったゴウ(唐沢寿明)とその部下アユム(反町隆史)は、最年少なのに秘書のリーダー格であるシズク(木村佳乃)を怪しいとにらんだ。「シズクと付き合って探れ。そして、やってしまえ。本当は俺がやりてーけど」と、すけべたらしく命じるゴウに、アユムはあ然とするのみだった。だが、秘書室には冷ややかなムードが漂っていた。「秘書室から出て行くこと」を条件に、愛人宅で倒れた役員の処理を秘書たちに任せたにもかかわらず、ゴウが現れたからだ。ミン(一戸奈未)が、小声で「みんな怒っている」とゴウに耳打ちする。案の定、シズクは「卑怯者」とゴウを罵る。しかし「君の前では汚れでいい」とゴウは全く意に介する気配もない。アユムの仕事は、情けなく厳しいものであった。この日は、専務の妻が突然コンサートに行きたいと言い出し、そのチケットを裏を介して入手するものだった。携帯電話でキイコ(小雪)に指示されながら、街を駆け巡る。

  • S01E03 裏切り

    • October 26, 2000
    • Fuji TV

    ワンダーエレクトロニクス社秘書室に横領犯を突き止めるために配属されたゴウ(唐沢寿明)とアユム(反町隆史)は、それなりに業務をこなしていた。そんな時、アユムがコピー機に残されたメモを見つけた。“内通者”からだろうか。そこには「半年前、役員全員へ宛てて、男は間抜けなヒキガエル、と怪メールが届いた」と書いてある。半年前とは、丁度、横領が発生した時期と符合する。ゴウとアユムは「やはり復讐か・・・・・・」と推理を固める。

  • S01E04 ブサイク

    • November 2, 2000
    • Fuji TV

    サダ(りょう)を攻略したゴウ(唐沢寿明)は、「愛は無敵だ。君はシズク(木村佳乃)とキイコ(小雪)という二人の悪魔を退治すべきだ」とそそのかす。その上で、アユム(反町隆史)に、自分のようにシズクを攻略するように命じる。だが、仕事も平常通り続けねばならない。左遷の情報をリークするように命じられたアユムは、左遷する本人に情報を話してしまうなど、なかなかのドジを踏む。また、CM撮影にも立ち会うことに。シズクと同棲しているパンチラインミノル(中川家礼二)が雷様役で登場している。みっともないくせに「高校時代からの彼女のために男になる」とはにかむミノルに、アユムは、つい「頑張れ」と声を掛けてしまう。そんな折、ワンダーグループの副会長がやって来て、息子とシズクを付き合わせてくれ、と松方専務(段田安則)に申し出る。シズクはマニュアル仕事なので、専務の前では、平気で引き受けるが、それを種に、ゴウとアユムの共同戦線にヒビを入れることを思いつく。

  • S01E05 ママゴン

    • November 9, 2000
    • Fuji TV

    ネクタイが気に入らないので変えろだなどと、わがままでごう慢なゴウ(唐沢寿明)に愛想が尽きたアユム(反町隆史)は、単独で横領犯を探すことにした。ゴウはパソコンが使えなかったのだが、アユムは、そこにアドバンテージがあると考えたのだ。アユムは早速、横領事件が発生した当日のデータを調べた。すると、リリ(伊東美咲)が一人で残業していたことが分かった。アユムはリリの尾行を始めた。役員の現金封筒をじっと見詰めるなど、確かに不審な行動をとる。アユムは自信を深めた。一方、ゴウは給料アップをエサにミヤビ(西田尚美)を仲間に引き込んだ。ミヤビにしてみれば、憧れのアユムの側にいられるのが狙いであったが、ゴウはまた自分の魅力と勘違いしている。さらにアミ(高橋ひとみ)にも同様に粉をかけたが、「男はウンザリなんだよね。振り回されたし。男もお金も要らない」とあっさりと断られてしまった。また、ゴウに取り込まれたサダ(りょう)は、秘書の結束を解体する作戦を着々と遂行していた。専務夫人の料理会で、シズク(木村佳乃)とキイコ(小雪)を名指しで「この二人は食べません」と指摘したりするのだった。

  • S01E06 不倫の道

    • November 16, 2000
    • Fuji TV

    サダ(りょう)は、ますますゴウ(唐沢寿明)にのめり込み、出社の時も手をつないで会社に入ろうと言う始末。まるで本気じゃないゴウは、どことなく恐怖心が芽生えてくる。そんなシーンをシズク(木村佳乃)に目撃され、ゴウの表情は固まるのだった。松方専務(段田安則)に呼び出されたゴウとアユム(反町隆史)は、「また250万円横領されたんだ。早く犯人を見つけろ」と糾弾された。犯人を言い当てるはずだったパーティーの真っ最中に、再び横領されたのだ。「クビを覚悟でやれ」。冷や汗をぬぐうゴウ。そんな姿を見て、シズクやキイコ(小雪)は、ゴウとアユムが秘書課にやって来た理由に思いを巡らすのだった。そのキイコは、洗面所で倒れているところを、アユムに発見された。しかし、「ブスに興味を示すな」と言い放ち、アユムの手を払いのけるのだった。

  • S01E07 壊れゆく

    • November 23, 2000
    • Fuji TV

    ミヤビ(西田尚美)もミン(一戸奈未)もシズク(木村佳乃)側に回ってしまい、秘書の仲間が、やや情緒不安定のサダ(りょう)だけになってしまい、八方塞がりとなってしまったゴウ(唐沢寿明)は、シズク攻略に狙いを定めた。ゴウはアユム(反町隆史)を連れ、人気の出始めたパンチライン・ミノル(中川家礼二)のあとをつけ始めた。もちろん、向かうはシズクのマンションである。その窓からシズクが顔を出す。驚くアユム。「同棲相手はシズクだったのか・・・・・」二人は時を変え、ミノルだけがいるところに乗り込んで、新製品が売れないのはCMに出ている君のせいだ、と難癖をつけ、ミノルを問い詰めた。「荒瀬シズクのことが聞きたい」ミノルによると、2年前、酔っ払いに殴られ気絶しているところをシズクに助けられ、ボコボコになった醜いミノルの姿にシズクが惚れ込み、同棲していると言う。まるでペットでしかない、と自嘲するミノルだった。

  • S01E08 愛シテル

    • November 30, 2000
    • Fuji TV

    ゴウ(唐沢寿明)は、出勤途中の私鉄駅でミン(一戸奈未)と一緒になった。と、そのしばらく後、シズク(木村佳乃)のことを考えながら朝食をとっているところを音子(江波杏子)の厳しい目に見抜かれていたアユム(反町隆史)は、駅事務所にいるゴウから呼び出しを食らった。行けば、何とゴウがミンに痴漢を働いたという。ゴウは自分じゃないと言い張るが、日ごろの行状から誰も信用しない。そこに目撃者が現われ、どうにか解放されたものの、ゴウは腹の虫が収まらない。ミンとアユムを連れ、真犯人を探したところ、その男は、今度は高校生の後を追っていた。アユムとゴウが男をねじ伏せ警察に突き出す。「表彰状ものだな」。単純に喜ぶゴウだった。その日、ワンダーエレクトロニクス社の松方社長(戸沢佑介)は、そわそわと社長室の中を歩きまわっていた。経済人として最も名誉な「日経協名誉顧問」に推薦される日なのだ。内定はしているのだが、心配でならない。ゴウは自分の祝電を社長に読み聞かせるなど、相変わらずのお調子者ぶりを発揮している。秘書たちは、自分たちだけが横領容疑者として探られることを業腹に思い、ゴウとアユムが何者であるか探ろうと計画する。サダ(りょう)とミヤビ(西田尚美)の証言からアユムが母親コンプレックスの持ち主であるとにらみ、まずアユムを的にすることにした。

  • S01E09 第二部

    • December 7, 2000
    • Fuji TV

    松方社長(戸沢佑介)が日経協の名誉顧問になったことをきっかけに、ワンダーエレクトロニクス社に不穏な動きが現れ始めた。和歌山副社長(石山雄大)ら役員たちが、謀反を企んでいるのだ。ゴウ(唐沢寿明)は、和歌山たちからそれを打ち明けられ、協力することを誓った、だが、すぐ、その足で、松方専務(段田安則)のもとへ向かい、造反計画の存在をご注進するのだった。しかし、ゴウは本気で松方親子側に付いたわけではなかった。まるで黒澤の「用心棒」のごとく、松方、役員両陣営に互いの情報を漏らして不安を煽り、その権力闘争の構図の中で、次第にイニシアチブを取り始めるのだった。その姿はまさにコウモリのように狡猾であった。そのころ、アユム(反町隆史)は、キイコ(小雪)とともに、シズク(木村佳乃)のマンションにいた。シズクは父が死んでいることを受け入れたものの、そのショックで寝込んでいた。アユムは心配げにシズクを慮る視線を送るが、キイコに「誰も他人の気持ちには入れないのよ」と一喝され、萎縮する。

  • S01E10 メリークリスマス

    • December 14, 2000
    • Fuji TV

    間もなくクリスマスというのに、シズク(木村佳乃)とキイコ(小雪)は、二人で死ぬ決心を固めた。それを知ったアユム(反町隆史)は、どうにかして心中を食い止めようと心を砕く。サダ(りょう)は、それより、ゴウ(唐沢寿明)の正体を突き止めようと提案する。そんな中、ゴウは松方専務(段田安則)一族と和歌山副社長(石山雄大)派の次期社長争奪戦を楽しそうに操り、ついにその争いに終止符を打つべく動き始めていた。松方親子追放をもくろむ副社長らに社外の株を集めるよう指示する一方、松方専務には副社長らが社長解任に動いていることを伝え、その前に臨時役員会議を開き、社長に就任するよう指示する。松方専務側も副社長側も見事に掌握したゴウ。しかし、彼の目的は会社を乗っ取ることではなかった。彼は本来の目的を達成するため動き始めた。秘書の間を飛びまわり、心の奥の傷を暴いては、弄んぶゴウ。シズクには「お父さん、いることにしてもいいんじゃない」。キイコには「太ったんじゃないかなダイエットした方がいいよ」。アユムにも「親を捨てていいのかな」。リリ(伊東美咲)には「ミヤビを取り戻すためには強硬手段でしょ」。さらにミヤビ(西田尚美)には「君は愛してくれた人を傷付けたでしょう」・・・。秘書たちの心は徐々に崩壊していきはじめた。

  • S01E11 終わりの始まり

    • December 21, 2000
    • Fuji TV

    販売したパソコンすべてがウィルス感染し、ワンダーエレクトロニクス社は一大事に陥った。調べてみると、社内の技術者が、同梱のソフトにウィルスを忍ばせたのだったが、その理由が「耳元でメリークリスマスという声が聞こえてきたから」だと言う。ゴウの仕業だ。ワ社には裁判が起こされ、グループの監査が入り、マスコミが押し寄せ、役員はすべて逃げ出した。が、ゴウ(唐沢寿明)だけは、ブレアウィッチ・プロジェクト風にビデオを回し、チャーシュー麺を注文し、どこ吹く風で、遊んでいる。しかも、グループ会長に取り入り、秘書登用の約束を取り付ける。しかも、アユム(反町隆史)に「君は優秀だ。使ってやる。一緒に来い」とまで言う。もう、ゴウが信じられないアユムは許す気にもならない。そんな折、横領犯も明らかになった。またアユムは、未だに父の面影から逃げられないシズク(木村佳乃)を自宅にかくまった。音子(江波杏子)は気もそぞろである。キイコ(小雪)は相変わらず薬漬けで、アユムを拒否する。ミヤビ(西田尚美)もリリ(伊東美咲)も追い詰められていく。アミ(高橋ひとみ)は、テレビで松方専務(段田安則)の不倫をぶちまける。みんな、ますます、のっぴきならない地獄へ向かっていくようである。アユムも音子を問い詰めるうち、音子が、夫への憎しみからアユムに暴力を振るったことを知る。アユムは、ゴウと対決することを決心した。