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大砲の街

ある朝。少年が自宅のベッドで目を覚まし、廊下に掲げられた砲撃手の肖像画に敬礼を行う。少年は母親から寝起きが遅いことをたしなめられながら、「撃ってきます」の挨拶とともに、父親と一緒に家を出る。街にはおびただしい数の砲台が設けられ、住宅や道路、鉄道などの都市機能と一体化していた。街の人々は訓練されており、列車の乗降も皆揃って列を成している。市中は今月の標語「撃てや撃て、力の限り、町のため」であふれていた。少年が学校の授業で三角関数による弾道計算を習っている最中、父親が勤める17番砲台では敵移動都市を目標とする巨砲の発射準備が着々と進められる。装填が完了すると砲の方位角と高低角が定められ、退避した装填手たちと入れ替わりに砲撃手が姿を現し、芝居掛りの所作とともに拉縄が引かれて勢いよく砲弾が飛び出し、そのまま昼休みに入る。少年、砲弾工場で働く母親、父親それぞれの食事風景と、移動都市の周辺に広がる砲撃によるクレーターだらけの大地が映し出される。17番砲台では再び午後の発射の準備が行われるが、父親は手順のミスから弾丸を落下させて衝撃で跳ね飛ばされる。父親は給弾長から叱責され、罰として同じ班の同僚とともに発射時に砲側にとどまるよう命令される。父親は転落の衝撃でヘルメットやマスクが外れた状態であったが、発射の瞬間にとっさに手で耳をふさぎ、発射時の衝撃と硝煙を受けて吹き飛ばされる。 そして夜。テレビのニュース番組は敵移動都市へ与えた損害を伝え、アナウンサーは勝利の日は近いと語る。砲撃手にあこがれる少年は父親にどこと戦争をしているのか尋ねるが、父親はまだ知らなくていいから寝なさいと答える。そして少年が再び砲撃手の肖像画に敬礼を行い、就寝した所でエンディングへ。

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  • Originally Aired December 23, 1995
  • Runtime 28 minutes
  • Content Rating United States of America TV-14
  • On Other Sites IMDB
  • Notes Is the series finale
  • Created December 30, 2020 by
    Administrator admin
  • Modified May 16, 2023 by
    metastigma
Name Type Role
Katsuhiro Otomo Writer
Katsuhiro Otomo Director