小坂マチコ（入来茉里）は商社勤めの夫・亮平（白石隼也）を支える良き妻として平凡に暮らしていた。結婚13年、妊活を諦め元の職場にパートとして復帰したマチコは、毎朝早く出勤し、花を飾り、デスク周りの掃除をしていた。そんなマチコを疎ましく思う女子社員もいたが、若い男性社員・大塚圭介(柾木玲弥)がこっそりフォローしてくれるのだった。 ある日、マチコが出勤しようと家を出ると、敷地内に不快なゴミが落ちていた。その日の帰りに甘い香りのする若い女に声を掛けられたマチコは、お手洗いに困っているその女を家に上げるのだが…。
結婚記念日の約束を反故にされ、大塚(柾木玲弥)と一夜を共にしてしまったマチコ(入来茉里)。夜遅く家に帰ってきた夫の亮平(白石隼也)から一日遅れのプレゼントだとレースのショールを贈られるも心は晴れない。次の日も帰りが遅くなるという亮平からの連絡に、大塚の誘いに乗ってホテルに行ってしまうマチコ。 その頃亮平は不倫相手、優梨子(大谷凜香)のマンションにいた。女王様のように振舞う優梨子に従うしかない亮平。そして…。
優梨子(大谷凜香)の策略で、彼女のマンションで妻のマチコ(入来茉里)と鉢合わせてしまった亮平(白石隼也)は、家に帰れないでいた。 出社してもしつこく連絡してくる優梨子に辟易とする亮平。一方、マチコは、会社で大塚(柾木玲弥)から今夜も会えないかと誘われるものの、どうしていいかわからず、その場を逃げ出してしまう。 自宅で亮平の帰りを待つマチコは、この家に越してきた時のことを思い出していた。そこへ亮平が帰ってきて…。
買い物デートの後、亮平(白石隼也)からプレゼントされたバレッタをつけてご機嫌で出勤するマチコ(入来茉里)だったが、社内で見積のデータが消えるトラブルが発生し、その処理に追われることに。遅くまで残業していると大塚(柾木玲弥)が冷やかしにやって来る。忘れ物を取りに来た奈緒(玉井らん)が見ていることを察知した大塚はマチコを抱き寄せる。 一方、優梨子(大谷凜香)からの連絡が途絶えた亮平はホッとしていたが、当の優梨子は…。
小鳥遊社長(神尾佑)との会食中に突然現れた優梨子(大谷凜香)は言葉巧みに父親を帰し、亮平(白石隼也)と二人きりになる。優梨子と別れたい亮平だったが優梨子は聞き入れず、シャンパンを１本全部飲み干したら帰してあげると言われた亮平は仕方なく飲み始める。 一方、大塚(柾木玲弥)から逃れたいマチコ(入来茉里)は急いで退社しようとするが、奈緒(玉井らん)が追いかけてきて、研修用のＤＶＤを渡される。だがそれは大塚の策略で…。
優梨子(大谷凜香)の部屋で亮平(白石隼也)のペンを手に入れた大塚(柾木玲弥)はマチコ(入来茉里)にそのペンを見せびらかし、ゆさぶりをかけてくる。そして亮平を待ち伏せし、言葉巧みに話しかける。優梨子によって全身に歯形をつけられている亮平は、家に帰りづらいこともあって大塚を飲みに誘う。 今日こそ大塚とのことを告白し、謝罪しようと亮平の帰りを待つマチコだったが、あろうことか亮平が大塚を家に連れてきて…。
大塚(柾木玲弥)とマチコ(入来茉里)の関係を全く知らない亮平(白石隼也)は、週末行くことになった旅行の話をしてしまう。早速、優梨子(大谷凜香)の家を訪ねた大塚は、夫婦水入らずの旅行の話を優梨子に告げ口。怒りに燃える優梨子は父親(神尾佑)に電話する。翌日、小鳥遊社長に呼び出された亮平は、紹介したい人がいると、旅行当日に会食をセッティングされてしまう。動揺するマチコに信じて待っていてという亮平だったが…。
大塚(柾木玲弥)の嫌がらせもなく、優梨子(大谷凜香)からの連絡も途絶え、つかの間の平和な日々を享受していた小坂家だったが、亮平(白石隼也)が、小上がりの和室に見慣れぬ男物の懐中時計を発見する。マチコ(入来茉里)の浮気を疑った亮平は大塚を呼び出し、相談する。マチコの不倫相手は自分だとうそぶく大塚。その場は冗談だと誤魔化すが、亮平の疑念は膨らむのだった。 一方、その頃、優梨子は家に引きこもり、編み物ばかりしていた…。
マチコ(入来茉里)の不倫と優梨子(大谷凜香)の妊娠を知った亮平(白石隼也)は追いつめられ、行く当てもなく彷徨っていた。優梨子のマンションを訪れた大塚(柾木玲弥)は、優梨子を責めるが優梨子は動じない。揉み合いになった際にまた母親の記憶がフラッシュバックし、逃げるように立ち去った大塚はマチコの元を訪ねるが、それどころではないマチコからも拒絶される。亮平を必死に探すマチコは結婚指輪を見てある場所に思い当たり…。
「お母さん」と言いながらマチコ(入来茉里)に抱きついた大塚(柾木玲弥)は、優梨子(大谷凜香)からのスマホの着信音に我に返り、逃げるように去った。大塚と連絡が取れず苛立つ優梨子は、由伸(板倉武志)が用意したケーキをぐちゃぐちゃにして出かける。処分が決まり、家でマチコの帰りを待つ亮平（白石隼也）がドアを開けると大塚が立っていた。土足のまま上がり込んだ大塚はソファーで飛び回ったり冷蔵庫の水を勝手に飲んだり様子がおかしくて…。
