「Welcome back to Tokyo!」。空港のロビーで、映画制作会社のプロデューサー・ロバート杉山(植田行雄)が、アメリカの映画制作会社『ROSY』の社長・西森夏美(観月ありさ)と娘の亜由美(浅田芭路)らを満面の笑みで出迎えた。亜由美が「パパ!」と声を上げ、同じく出迎えていた冴えない男・木暮浩樹(長谷川朝晴)に駆け寄る。木暮は夏美と離婚した元夫であった。「弁護士から条件は聞いてるわね?」。夏美が不満顔で念を押すと、木暮は夜9時までにホテルに送り届けると約束し、亜由美と手を繋いで去って行く。「妻を裏切り、全てを失った男……惨めだねぇ」とロバートがつぶやいた。