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襲来

――いつか、好きな子にもう一度花をあげる為に生きてきた。 四季庁に向かう最中、賊の襲撃に遭遇する狼星と凍蝶。 見事撃退するも、しかし、彼らの前には銃を構えて阻む者がいた。 これまで真摯に冬主従を支えてくれていた仲間の一人――石原だ。 彼女は狼星達に自らの正体を明かし、四季庁に行ってはならないと警告する。 「俺につけ、後悔はさせない」 過激な手段を取る石原を、狼星はなんとか説き伏せる。 「雛菊とさくらがいなくなってから、俺達の日常はずっと狂っていたようなものだろう」 初恋の人を失った日から、ずっと後悔してきた彼を止められる者はもはやいない。 『幾千、幾万と、氷の花を作ってきたんだ。いつかもう一度、花をあげるために』 そして狼星は、四季庁を目指して、空に大きな氷の橋をかけていく。 代行者の始まりの物語は、以下のように続く。 ――初めは牛に役目を与えたが足が遅く、冬だけの一年になった。 次に兎に役目を与えたが途中で狼に食われて死んだ。 鳥は見事に役目を果たしたが、次の年には役目を忘れた。

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