生まれたばかりの赤ちゃんが遺棄される事件が後を絶たない。最新の統計ではおととし9人、この20年で185人の赤ちゃんが生後0日で亡くなった。背景に何があるのか。事件に関与した母親へのインタビュー、首都圏で起きた事件の裁判記録、女性支援団体の実情を取材。出産する女性の社会からの孤立、男性パートナーの無関心など課題が見えてきた。小さな命を守るために社会に何が必要なのか考える。