水かけ菜は大寒の頃に旬を迎える静岡の伝統野菜。御殿場市や小山町に広がる水田の裏作として栽培されている。その最大の特徴は水を張った圃場、富士の湧き水で育てること。 水かけ菜は漬け菜の1種。「水を流す」ことを地元で「水をかける」と言うことでそう呼ばれている。寒さの残る春先、水田にひざまでつかり、つぼみが開く直前の菜花を手作業で収穫する。御殿場小山水かけ菜生産組合の農家を訪ねて、水かけ菜を守り続ける苦労や思いを深堀り。ほか漬物や地元しか味わえないお浸し、水かけ菜の魅力を生かした調理法なども紹介する。出演:木村正典(野菜研究家)、森日菜美、関智一(声)