第41回 「大正8年~第一次世界大戦の戦後処理」

4年半にわたって世界を巻き込んだ第一次世界大戦が終結し、大正8年(1919)にフランス・パリで戦勝国によるパリ講和会議が開催される。アジアから参戦し、大国と認められた日本は、主要5か国のひとつとして参加。会議ではドイツへの賠償金と領土割譲をめぐり、アメリカとフランスの主張が対立。お互いに譲らず、議論が続くなか、アメリカ大統領を襲ったある出来事が、その後の世界に大きく影響することになる。そんな中で日本は、大戦でドイツから奪った中国と南洋諸島の利権を獲得することに成功する。そして講和会議の結果を受けて、ドイツとの間でベルサイユ条約が調印される。領土の割譲と多額の賠償金を課せられたドイツは疲弊し、社会不安が増大するなかで、ヒトラーが登場する。一方アジアでは、アメリカのウィルソン大統領が提唱した民族自決に触発され、朝鮮、中国で、日本の影響力を排除しようとする民衆運動が発生する。

日本語
  • Originally Aired August 1, 2020
  • Runtime 46 minutes
  • Network BS-TBS, BS-TBS 4K TBS (JP)
  • Created January 8, 2022 by
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  • Modified January 8, 2022 by
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