市民病院の医師・春木奈緒(榮倉奈々)は、造船所で働く園田修司(赤楚衛二)の妹で、重い病で入院している絵里(宮﨑優)の担当医になる。医師と患者の家族という立場ながら、互いを知るにつれ、奈緒と修司の距離は縮まっていく。 そんなある日、修司の家が火事になり、夕食の支度をしていた祖母・さと江(竹下景子)が救急搬送。しかし、懸命の治療もむなしく、帰らぬ人となる――。 さと江の葬儀に参列した奈緒は、会場の裏手で修司が女性と言い争っているところを目撃。また、その女性が病室の外から絵里を見つめている場面に出くわし、彼女が2人の母親・真里子(赤間麻里子)だと知る。 その頃、汐見崎警察署では、現場の写真を見た刑事の山本旺志郎(高橋克実)が、修司の家の火災は本当に失火が原因なのだろうか、と疑い始める。山本の目は、火元とされている台所とは別に、かすかに残る不審な痕跡を見据えていたのだ。事故か、それとも――。 一方、燃えさかる修司の家を遠巻きに見ていた人だかりの中に、問題を起こして以来、消息不明だった兄・亮介(木村達成)の姿を見つけ、自分の人生をめちゃくちゃにした兄がなぜそこにいたのか、一体何をしようとしているのか…不安に駆られる奈緒――。 祖母が亡くなった際、黙って自分を支えてくれた奈緒が、兄のことで取り乱す姿を目の当たりにした修司は、雨の中、彼女を追って駆け出す…! そんな中、絵里が日本でも有数の希少がんの権威・沢辺祐二(仲村トオル)が行う治験の対象者に選ばれる。しかし、大喜びで報告する奈緒と修司の姿に、絵里は2人の距離がさらに縮まっていることを感じ取る。お兄ちゃんはいつも私だけを見ていてくれていたのに――。フツフツと嫉妬心が湧き上がってきた絵里は治験を拒否。必死に説得を続ける2人に、「病気なのは私なのに! なんでふたりが決めるの!」と、抑えきれない苛立ちをぶつけて…!? 修司の大切な人を奪った火事は事故なのか? それとも――。 深まっていく愛と疑惑。2組の兄・妹の周囲に漂い始めた不協和音。 許されざる愛は悲劇の始まりなのか…。 ついに交わり始めた4人の運命が急速に動き始める――。