誰もが認める未来の王妃として、学園中の生徒から憧れられているティアラローズ。しかし、婚約中の王太子・ハルトナイツが転校生のアカリに心変わりしてしまう。ショックで倒れたティアラは、自分が〝前世〟で大好きだった乙女ゲーム『ラピスラズリの指輪』の世界に「悪役令嬢」として転生していることに気づく。ゲームのシナリオ通り卒業パーティで発生する断罪イベントで婚約破棄、国外追放を告げられてしまうのだが……
発売する前に〝前世〟を去り、プレイできなかった続編ゲームのメインキャラクター・アクアスティードから突然の求婚を受けたティアラ。思いも寄らない展開に戸惑いながらも、アクアからの積極的なアプローチに心をときめかせる。ゲーム内で「ヒロイン」が親密度の一番高いキャラと過ごす「妖精の星祭り」イベントも発生し、2人の距離は次第に近づいていくのだが……。
アクアが諸国を渡り歩いた末にラピスラズリ王国の学園に転入したのは、1年前のこと。「マリンフォレスト王国の王太子としてふさわしくありたい」という一心で学業に励んでいたアクアだが、その心を唯一動かしたのがティアラの笑顔だった。そんな隣国の王太子の婚約者への禁断の恋が、思いがけないチャンスが巡ったことで成就することとなったアクア。ティアラもまた彼の腕の中で夢見心地だったが、アカリはその状況が面白くなく……。
絶大な浄化力で必ずや国を繁栄させるであろう「聖なる祈り」の力が覚醒したという報告を受け「……欲しいな」とエリオットと話すアクア。その頃、花嫁修業のためマリンフォレストに向かう準備を済ませたティアラは、アクアがなかなか迎えに来ず、アカリに心変わりしてしまうのではないかという不安にかられていた。ようやく屋敷を訪れたアクアからアカリとハルトナイツが正式に婚約したことを聞き安堵するのだが……。