独身の古文教師・原多香子が勤める女子高に、25歳の小津晃太郎が赴任する。晃太郎は多香子が受け持つクラスの副担任となり、2人の距離はぐっと近づく。生徒の扱いもうまい彼に、多香子はどんどん惹かれていくが...。
晃太郎には婚約者がおり、ショックを受ける多香子。一方、晃太郎の出現で多香子への恋心を再燃させた元不倫相手の先輩教師・黒沢明夫は、再び多香子に近づく。多香子は寂しさから、黒沢を自宅に招き入れるが...。
黒沢とタクシーに乗り込もうとした多香子を引き留めた晃太郎。晃太郎にだけは黒沢との過去を知られたくなかった多香子と、実は知っていた晃太郎、そして恋心を再燃させた黒沢。3人の関係はますます微妙なものに...。
ついに晃太郎への気持ちを伝えた多香子。だが、戸惑う晃太郎を前に多香子は、彼への想いを封じることを決める。心に隙間ができた時、多香子はつい、黒沢と不倫していた頃の幸せだった時間を思い出してしまう。
酔い潰れた晃太郎をマンションまで送った多香子。晃太郎はベッドで多香子を抱き締めながら、「カオリ」と婚約者の名前を呼んだ。多香子は眠ってしまった晃太郎を見つめ、近くにいても心の距離は遠いと実感する。
「家族を捨てるって言ったら、またあの頃に戻れる?」。母が勧めるお見合いの帰り道、黒沢から衝撃的な告白を受けた多香子。1年前なら夢にまで見た言葉だったが、どうしても一歩を踏み込むことができない。
合コンの帰り道、多香子は本能の赴くままに晃太郎のもとへ行き、その鼻に触れる。黒沢との恋では、どんなに苦しくても衝動的に動くことなどできなかったのに、晃太郎には自然にそれができる自分に多香子は驚く。
ついに想いを通わせ、海辺でキスをした多香子と晃太郎。だが、その頃クラスの生徒・涼子が骨折し、大問題になっていた。担任の多香子、副担任の晃太郎共に連絡が取れなかったことに涼子の母親は激怒し...。
晃太郎から告白された多香子。想いを確かめあった矢先、晃太郎の婚約者・カオリが留学先のイギリスから突然帰国する。カオリは晃太郎に手作りの弁当を届けるため、堂々と学校にやってきて、多香子は衝撃を受ける。
多香子は江川の前で泣きじゃくり、彼に抱き締められる。一方、カオリの帰国は、祖母の容体が悪化したためだと知った晃太郎。祖母を安心させるため、カオリと結婚するふりをすることを承諾してしまう。
多香子は晃太郎に「私のために、あなたに変わってほしくない。私の好きなあなたを変えたくないんです」と告げる。そして自分を気遣う江川の優しさに触れた多香子は、まずは友人として彼と仲を深めようと決意する。
2月22日は多香子の誕生日。実家で開かれる誕生日パーティに江川を誘っていた多香子だったが、別れを告げたはずの晃太郎から宮崎行きのチケットを渡される。そんな折、江川の海外赴任が決まり...。
多香子と晃太郎は周囲を振り切り、多香子の誕生日に2人きりで宮崎を訪れる。晃太郎の家族が離婚する前の思い出の神社を訪れた2人は、自分たちの未来を祈る。だが、東京に戻った2人を待っていたのは辛い現実だった。