ヤクルトレディーやヤマト運輸の配達員など、その"制服"を見ればどこの会社の人なのかが分かる...そんな企業の顔ともいえるのが"制服"。この制服の業界において、2000社以上の取引先を持ち、累計1000万人を超えるユーザーを持つのが、アパレル大手オンワードの傘下にあり、BtoB向け事業を担う『オンワードコーポレートデザイン』だ。同社は、ユニフォーム事業だけでなく、企業のキャンペーン商品などで営業戦略を推進するインサイトセールス事業や空間デザイン事業も手掛けるなど、最近では"会社そのものをデザインする"ことにも力を注いでいるという。その売り上げは右肩上がり、2024年度は180億円を突破した。常識破りの戦略で企業を陰で支える、黒子企業の全貌を紐解く。