子宮頸がんを防ぐためのHPVワクチン。10年ほど前、接種後の症状に対する不安が広がり、一時、接種率が大きく低下。いまでも以5割ほどにとどまっている。そうした中、医療現場では、接種後の症状に対し丁寧に診察を行う仕組み作りが進んでいる。また、医療者や学生たちがワクチンに関する正確な情報を伝える取り組みも広がっている。ワクチンの効果や安全性をどう考えればいいのか。最新の情報を紹介する。