All Seasons

Season 1

  • S01E01 覚醒の鼓動

    • January 6, 2012
    • MBS

    物語の主人公である立花響は、この春より親友の小日向未来と共に、私立リディアン音楽院に通うこととなった。 それまで音楽とは無縁の生活をしていた響がなぜ音楽学校へと進学したのか? それは2年前、認定特異災害ノイズに襲われたライブ会場にて、アーティストデュオであるツヴァイウィングの戦う姿を目の当たりにし、果たしてそれが現実の光景であったのか、真偽を確かめたいという思いが理由のひとつであった。 平穏な新生活を送っていた響であったが、またしてもノイズの脅威に晒された際、その胸に抑えきれない破壊衝動が湧き上がるのであった。

  • S01E02 雑音と不協和音と

    • January 13, 2012
    • MBS

    胸に生じた衝動が収まると、響は自身に起きた変異に驚愕する。漲る力と身体に装着されたプロテクターは、いったいなんなのか? その疑問は晴れなくても、自分に向かって目を輝かせる少女を救うべく、この場からの逃走を試みるが…… 慣れない力に振り回されるばかりの響を救ったのは風鳴翼であった。 危地より脱した響は、翼と共に特異災害対策機動部2課へと赴き、自分に目覚めた力が2年前に殉職した天羽奏より受け継いだものと知らされる。この力で誰かを助けられるのならばと、戦場に立つ決断を下す響。だが翼は、そんな響の屈託のない笑顔が受け入れられなかった。

  • S01E03 夜にすれ違う

    • January 20, 2012
    • MBS

    自分と同じ戦場に立つと申し出る響に対し翼は、常在戦場の意志の体現、 アームドギアを構えてみせろと詰め寄る。戸惑うばかりの響。 装者同士が激突しかねない状況を回避できたのは、割って入った弦十郎の活躍であった。 その日からひと月近くが経過するものの、響と翼の間に横たわる溝は埋まる様子はなく、 頻発するノイズへの対応に心を磨耗させるばかりであった…… つかの間の日常。疲労から小テストで及第点すらも取れなかった響は、 未来に手伝ってもらいながらレポートまとめにいそしむ。 それは、2人で交わした、流れ星を一緒に見る約束を守るためであった。

  • S01E04 落涙

    • January 27, 2012
    • MBS

    すれ違いの夜は、ついに激突の瞬間を迎える。 突如現れし謎の少女が身に纏っているのは、かつて失われたネフシュタンの鎧。 その事実に驚愕する翼。少女は、声も高らかに響と翼を挑発してくる。 翼の胸に去来するは、奏との出逢い。 あまりにも重く、凄絶な想い出は、衝動となって翼を突き動かすのだが、 少女とネフシュタンの鎧に、誇りすらも踏みにじられてしまうのであった。 そんな翼を嘲笑うかのように、鎧の少女は告げる。 自分の目的は、立花響の身柄確保であると。 奪われた鎧を取り戻すため、敵の目的を阻止するため、翼は防人の務めを覚悟する。

  • S01E05 なお昏き深淵の底から

    • February 3, 2012
    • MBS

    防人の誇りをかけて解き放った絶唱は、 鎧の少女「雪音クリス」の目的である立花響の拉致こそ阻止できたが、 ネフシュタンの奪還には至らず、 また翼もその身に受けたダメージによって戦線離脱を余儀なくされるのだった。 ひとり残った響は、弦十郎の指導のもと、特訓の日々を送る。 それは、戦闘技術のレベルアップ以上に、戦士としての心構えを向上させていくのであった。 そんな中、日本政府より本部最奥に格納されている完全聖遺物「デュランダル」を移送せよとの特命が下る。 護衛の任につく響。 迫り来るは、いまだ姿を見せぬ悪意であった。

  • S01E06 兆しの行方は

    • February 10, 2012
    • MBS

    クリスと激突する響。 本来であれば、翼にも匹敵する戦闘力のクリスを相手に、およそ勝ち目など無かったが、 起動したデュランダルと共振した響は、 半ば暴走した状態で破壊エネルギーを解き放ち、 かろうじてクリスを退けることに成功するのであった。 制御できない自分自身に恐怖する響は、 力の使い方に思い悩み、より真剣に向き合おうともがく。 そんな響の努力を目にすることで翼の胸の内にも僅かばかりの変化が生じていく。 一方クリスも、響との交戦を思い返し、その秘められた可能性に慄然とする。 やがて、次第に損なわれていく自分の立場に言い知れぬ孤独を覚えるのであった。

  • S01E07 撃ちてし止まぬ運命のもとに

    • February 17, 2012
    • MBS

    いまだその手に現れないアームドギア。 それでも響はあきらめず、形成に必要なエネルギーを握りこみ、 運用効率を度外視したままネフシュタンに向かって叩き込む。 真っ直ぐな槍に見立てた一撃は、響とクリスを隔てている強固な鎧を破壊したかに見えたのだが、 他者を拒絶するクリスの心は頑なであり、相互理解を求めようとする響を徹底的に拒絶する。 さらに熾烈を極めていく激闘。 一方、響の秘密を知ってしまった未来の胸の内も穏やかではいられなかった。 隠し事をしていた親友に向けられた怒りと、それ以上にわだかまる複雑な想いが心の平静を蝕んでいく。

  • S01E08 陽だまりに翳りなく

    • February 24, 2012
    • MBS

    フィーネと決別し、行くあてもなく彷徨うクリスを、 ソロモンの杖でコントロールされたノイズが執拗に追い立てる。 シンフォギアをその身に纏っても、間断なく続く襲撃と降り注ぐ冷たい雨に体力は殺がれ、 やがて疲労と発熱からクリスは路地裏に倒れ伏す。 そこに通りかかった未来は、クリスを優しく介抱しつつ、 胸の内にわだかまる親友への想いを少しずつ吐露する。 傷ついている2人だからこそ、素直な言葉で通じ合えるのだった。 その時、鳴り渡る警戒警報。 自分のうかつな行動が、非戦闘員まで危険に巻き込んでいる現実を知ったクリスの慟哭がこだまする。

  • S01E09 防人の歌

    • March 2, 2012
    • MBS

    絶唱使用による大ダメージも癒え、完全復活を果たした翼。 防人として、アーティストとして激務を迎える前に、響はつかの間の休日を楽しむべきと提案する。 とまどいつつも受け入れる翼。 変わったのか、それとも変えられたのか、そこに以前のような硬さは感じられなかった。 その一方で、フィーネより離反したクリスは、自分を追撃するノイズとの戦いで他者を巻き込まないよう人目を避け、廃マンションにて野良猫のような生活を続けていた。 安心して眠る時間すらも与えられず、徐々に衰弱していくクリスのもとに、フィーネの差し向けた新たな追手が迫り来る。

  • S01E10 繋いだ手だけが紡ぐもの

    • March 9, 2012
    • MBS

    叛意をうかがわせるフィーネより、聖遺物研究データを奪取せんとアジトを強襲する米国特殊部隊。そこには、いるはずのない櫻井了子の姿があった。 撃ち抜かれ、血溜まりに呻く了子。 だが、その掌にかざした青い燐光が銃創をたちどころに塞いでいく。 超常の光景に向かって、銃爪を引く特殊部隊員。 了子の身体は、無残にも鉛玉に引き裂かれていくのであったが…… フィーネとの決着をつけるべく、単身アジトに乗り込んできたクリスの眼前に横たわるのは、特殊部隊員たちの屍のみ。 深淵に潜んでいた陰謀は、ついに全貌を現そうとしていた。

  • S01E11 月を穿つ

    • March 16, 2012
    • MBS

    ノイズの群れに襲撃される私立リディアン音楽院。 それは、櫻井了子の名を騙る、先史文明期の巫女フィーネの差し金であった。 本部最深奥に格納されているデュランダルの元へと向かおうとするフィーネ。 そこに弦十郎が立ちふさがる。 ついに相対する最凶と最強。 常軌を逸した戦闘力が激突するものの、 意気地を固めて握られた男の拳が、ネフシュタンの鎧に遅れをとることなどありえない。 その有様に驚き、否定するフィーネ。 対して弦十郎は、当然のことと胸を張って肯定する。 誰の目も届かない地下施設にて繰り広げられる頂上戦は、まもなく決着がつこうとしていた。

  • S01E12 シンフォギア

    • March 23, 2012
    • MBS

    カ・ディンギルから撃ち放たれるは、炉心に据えられたデュランダルより無尽に抽出される高質量のエネルギー。 それは月を穿ち、破壊せしめる必滅の一撃であった。 その身を挺して、月への直撃を逸らすクリスの絶唱。 その光景にがっくりと膝を落としてしまう響。 しかし、カ・ディンギルは、速やかに次なる砲撃の準備に移行しつつあった。 フィーネの凶行を阻止しなければ惑星規模の天変地異が引き起こされる。 なおも続く絶望的な状況を前にしても臆することなく翼は剣を構え、歌を唄おうとする。 だが響の胸には、抗いきれない昏い衝動が広がるばかりであった。

  • S01E13 流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして――

    • March 30, 2012
    • MBS

    力を使い果たし、心まで折り砕かれ、ついに戦闘不能となった響、翼、クリス。 だが、そこに聞こえてくるのは、未来たちが斉唱するリディアンの校歌。 二年前、フィーネはライブオーディエンスを利用することで高レベルのフォニックゲインを実現し、ネフシュタンの鎧を起動に成功したのだが、 この場に高まりつつあるフォニックゲインは、装者の持つそれぞれの聖遺物の欠片に作用し、三人にもう一度立ち上がる力を漲らせるのだった。 限定解除されたシンフォギアの爆発力に圧倒されていくフィーネは、3つの完全聖遺物の力をひとつに束ねるのであった。

Season 4

  • S04E01 バルベルデ地獄変

    • July 2, 2017
    • MBS

    夏休み登校日。疲労した響の前に降り立つヘリは、 シンフォギア装者たちを新たな戦いへと誘うべく回転翼をとどろかせた。 舞台は、南米の軍事政権国家バルベルデ。 アルカ・ノイズを保有し、自国民に対して不当な弾圧を行うバルベルデ政府に対して、 国連直轄の超常災害対策機動部タスクフォースS.O.N.G.は、 しかるべき決議の後、武力介入を敢行するのであった。 たちどころに制圧されていく軍事拠点。だが―― 不可知の結界に守られた旧いオペラハウスに姿を見せる三人の錬金術師。 その名は、サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティ。 バルベルデ政府に錬金術の断片を譲渡していたのは、 熱帯の夜に咲く、毒花のごとき彼女たちである。 無慈悲に命を摘み取っていく錬金術師たちに、 最後のLiNKERを投与したマリア、調、切歌が不退転の覚悟で立ちはだかるのであった。

  • S04E02 ラストリゾート

    • July 9, 2017
    • MBS

    想定された訓練通りに遂行される制圧任務。 だが、その果てに顕現したのは想定外の異常事態。 邪神にして蛇身、ヨナルデパズトーリを模した「神の力」であった。 映像データを守るため、マリアはたしかに「神の力」を螺旋に抉ったが、 埒外の現象によって「無かったこと」に貶められてしまう。 一方、響、翼、クリスは、訪れた小さな村にて、 化学兵器プラントの工場長より卑劣な交渉を持ちかけられる。 膠着は、プラントで出逢った少年ステファンによって崩されるが、 そのさなかにてクリスは残酷な選択を迫られる事となった。 検知したアルカ・ノイズ反応を追って、再び錬金術師と対峙するマリアたち。 不利な状況にあっても諦めずに奮戦するものの、 あと一歩が及ばず、LiNKERの効果時間が超過してしまう。 マリアたちの眼前に屹立する光の柱は、 今まさに形為そうとしている「神の力」であったが――

  • S04E03 歯車が描くホロスコープ

    • July 16, 2017
    • MBS

    早くも対峙する装者と錬金術師。そして舞台は日本へ。 私立リディアン音楽院の二学期が始まったものの、 終わらない夏休みの宿題と クリスに突きつけられた残酷な選択に胸を痛める響の表情は浮かなかった。 バルベルデ政府が保有していた機密資料を手に、遅れて帰国する翼とマリア。 そこに襲いかかるはカリオストロとプレラーティ。 苛烈な歓迎儀式に搭乗していた特別機は破壊されるものの、 ケースに収められた機密資料はかろうじて守られるのであった。 サンジェルマンは、 起動したアンティキティラの歯車を以ってしてティキを目覚めさせる。 ――と、その時、けたたましく鳴り渡る電話の呼び出しベル。 受話器の向こうより語りかけるのは、 パヴァリア光明結社の統制局長、アダム・ヴァイスハウプトその人。 ティキの瞳のホロスコープは、新たな戦いを予感させるのであった。

  • S04E04 黄金錬成

    • July 23, 2017
    • MBS

    翼とマリアがバルベルデ共和国より持ち帰った機密資料を解読するため、 長野県松代にある国土安全保障の要、風鳴機関本部を訪れるS.O.N.G.の面々。 装者たちは周辺の警戒任務にあたるものの、最後のLiNKERを使い切り、 シンフォギアを纏えないマリア、調、切歌は焦りを隠せなかった。 一方、パヴァリア光明結社の錬金術師たちも、 統制局長アダムから下された「シンフォギア破壊命令」を実行すべく、 ファウストローブの完成を急ぐが、 ローブ越しの決着はもどかしいと、カリオストロは宣うのであった。 そして訪れる、シンフォギアとファウストローブ激突の瞬間。 大量に出現したアルカ・ノイズを殲滅するために抜剣。 決戦仕様のイグナイトモジュールを起動させるが、それこそが罠であった。 絶体絶命の窮地に陥る響、翼、クリス。 さらに――

  • S04E05 虚構戦域に命を賭して

    • July 30, 2017
    • MBS

    戦場に介入した統制局長アダム・ヴァイスハウプトは、 わずかばかりの黄金を錬成するついでに装者必殺の鉄槌を振り下ろす。 絶体絶命の響たちを救ったのは、LiNKERを介さずにギアを纏ったマリアたち。 だが、国土安全保障の要である風鳴機関本部は跡形もなく消失してしまうのであった。 その挺身に絶唱級の負荷も危ぶまれたが、奇跡的に軽症で済むマリア、調、切歌。 すべては、アガートラームの特性によるものと推察されると、 エルフナインは、マリアの脳内に残るアガートラームの電気信号痕を辿ることで、 脳のどの領域にシンフォギアが繋がっているのかを突き止めようと試みる。 それは危険な行為であったが、LiNKERのレシピ解明の突破口でもあった。 ついに、神の力の具現化を本格始動させるパヴァリア光明結社。 先だってシンフォギア装者の討伐は不可欠とし、総力戦を仕掛けてくる。 支配からの解放を謳うサンジェルマンとの拳の握り合いを思い悩む響。 親友の胸の内を察した未来は、ただ「負けないで」と背中を押すのであった。

  • S04E06 決死圏からの浮上

    • August 6, 2017
    • MBS

    錬金思想の最果てか、それとも遠い日の屈辱を雪ぐためか。 完全を希求するサンジェルマンは、巨大アルカ・ノイズを伴って強襲してくる。 装者連携による対応で、あっけないほど脆く崩れる巨大アルカ・ノイズ。 だがそれは罠。分裂した個体がそれぞれに侵攻する分断作戦であった。 LiNKER完成のために足りない最後の欠片、シンフォギアが繋がる脳領域を探るべく、 残された電気信号痕を観測するマリアとエルフナインは、 昏い世界の奥底で、懐かしくも忌まわしい声に翻弄されるのであった。 限りなく続くアルカ・ノイズとの戦いに、徐々に疲弊していく装者たち。 親友・未来に迫る危機に際して正義の選択を迫られた響は、 選ぶのではなく、すべてに対してこの手を伸ばそうと、封殺された抜剣を試みる。 一方、仮想に形成された深層意識内で、マリアは自分の記憶を客観視する。 子供の頃よりも、少しだけ高く広くなった世界に立つことで見えてくる事実。 そう。ウェル博士はいつだって、はぐらかす事なくハッキリと伝えてきたのだ。

  • S04E07 ARCANA No.00

    • August 13, 2017
    • MBS

    爆心地にて対峙するシンフォギア装者と錬金術師。 いわれなき理由に踏み躙られた過去を持つサンジェルマンは、 殴り合いより話し合いをと呼びかける響の言葉を拒絶するが、 響もまた、サンジェルマンと同様の傷を隠しているからこそ簡単には折れない。 月遺跡の掌握のため、サンジェルマンたちが求める通称「神の力」。 それは、藤尭が死地より持ち帰った映像記録データの解析によって、 生命エネルギーより錬成されるモノと判明するが、 同時に、響の一撃によって分解されるような規模ではないだろうと弦十郎は推察する。 徐々に明らかになっていくパヴァリア光明結社の目的。 だが、抜剣を封殺されたシンフォギア装者たちの状況は劣勢である。 対抗策を探し求めるエルフナインは、膨大な聖遺物関連資料の中から一縷の光明を見出す。 赤き輝石に対抗する奇跡とは、立花響の軌跡そのもの。 胸からこぼれた取るに足らないガーベッジこそが希望の欠片であった。

  • S04E08 過去と未来の狭間で

    • August 20, 2017
    • MBS

    賢者の石への対抗手段として動き出す、シンフォギア強化計画。 愚者の石さえあればと期待する装者たちであったが、弦十郎の面持ちは厳しい。 一方、調と切歌のユニゾンに敗退したプレラーティのダメージは存外に大きく、 サンジェルマンも祭壇設置の儀式に追われるため、カリオストロは単騎出撃を決意。 搦め手と取り出したのは、位相差障壁を檻と駆使するアルカ・ノイズであった。 バルベルデへ帰国の直前、クリスに面会を求めるステファンとソーニャ。 明るい表情で臨むステファンに対してクリスの表情は硬く暗く、 後悔に苛まれ続けるソーニャの表情もまた、クリス同様に翳っている。 踏み込むべき一歩を互いに躊躇する最中に出現するパヴァリア光明結社。 装者分断を必勝の策とするカリオストロは、調と切歌の引き離しに成功。 イグナイトモジュールに加えユニゾンまで封殺することで勝利を確信する。 だがその時、窮地のクリスに投げかけられたステファンの言葉は、赦しではなく発破。 燃え上がる想いを武器に、譲れない胸の張り合いがここに決着する。

  • S04E09 碧いうさぎ

    • August 27, 2017
    • MBS

    ラピス・フィロソフィカスによる抜剣封殺への対抗手段――絆のユニゾン。 装者たちの連携練度が進む中、調だけが上手くいかず、焦りを募らせる。 その時、神社本庁を通じて神の力に関するひとつの情報がもたらされる。 曰く、神出ずる門の伝承。早速現地にてS.O.N.G.による調査が開始する。 一方、仲間に犠牲を強いるやり方に不信感を懐いたプレラーティは、 アダムの元に赴いて真偽を質すが、結果、決裂を決定的なものとする。 儀式執行中のサンジェルマンの元に向かおうと疾駆するプレラーティ。 なりふり構わない暴走のあおりで、進行ルートに拡大する被害は甚大。 駆けつける翼と調は、プレラーティに目的を問うがにべもなく拒絶されてしまう。 まもなく差し掛かる住宅地への蹂躙を阻止するため、 ユニゾンによる高機動戦を提案する翼であったが、調の表情は暗い。 狭い世界の関係性しか知らない調にとって、誰かと繋がる事は容易でない。 出口の見えない隧道を走る調に、翼はいつかの自分を重ねるのであった。

  • S04E10 アン・ティキ・ティラ

    • September 10, 2017
    • MBS

    命を礎とする覚悟は済ませてある。だが、志を踏み躙られるのは果たして。 求めた理想の為だとしても、アダムとティキの言葉はサンジェルマンの心を苛む。 S.O.N.G.は神社本庁との連携によって、パヴァリア光明結社の作戦を、 レイラインより引きずり出した星の命による「神の力」の具現化と看破。 決戦に備えての疎開が進む中、弦十郎は対抗手段となる可能性を示唆する。 ――それは、「神の力」に対抗する「神殺し」の存在。 だが、「神殺し」の真実へと至る道筋は悉く潰されており、解明は困難。 緒川は各国の情報機関と連携し、すべてを詳らかにすべく奔走するが… 難航するS.O.N.G.をよそに着々と進行するかに思えたパヴァリア光明結社の作戦。 間一髪、要石によるレイライン遮断にて鼓星の神門を閉じる周到な八紘。 それでもアダムは、自信に蓄えられた圧倒的な魔力を消費し、 大地に描かれた鏡写しのオリオン座に照応する天のオリオン座を門に見立てて開闢。 得られた星々の命とティキを交じり合わせる事で「神の力」を産み落とそうと試みる。

  • S04E11 神威赫奕の極みに達し

    • September 17, 2017
    • MBS

    夜天を巡る星々の命はティキに降り注ぎ、今まさに神の力と完成しつつあった。 握った正義は違えども、アダムの思惑を阻止せんとする響とサンジェルマンは、 理解しあえぬ敵同士のままに勇気を花咲かせ、この鉄火場に共闘を実現する。 予期せぬ作戦の軌道修正に著しく力を消耗していたために黄金の錬成は叶わず、 拳撃と銃撃の奏でるコンビネーションに追い詰められていくアダム。 好機に「だとしても」を貫くサンジェルマンは、ついにアダムをとらえるが、 それは長きに渡って隠された、パヴァリア光明結社の秘密を抉る一撃でもあった。 人でなしの咆哮に呼応したティキは、浴びる星々の命を固着させ、その身に鎧う。 響とサンジェルマンに向けた敵意が、かくあれかしと形為し、神力はここに顕現。 ディバインウェポンと完成したティキが誇る圧倒的な攻撃と絶対的な防御に、 装者は、S.O.N.G.は、そして人類は、為す術もなく打ちのめされていく。 誰もが戦慄し、諦めかけたその時、突如として開示されるバルベルデドキュメント。 たとえ世界が異形の空に閉ざされても、撃槍は無限の鼓動に奮い立つ。

  • S04E12 AXZ

    • September 24, 2017
    • MBS

    宙空に漂う神の力は、新たな器と定めた立花 響に向かって流れていく。 響の身体に固着されるエネルギーは、サナギを思わせる異形の肉塊と変貌。 ありえない現象にサンジェルマンは息を飲み、アダムはその場を後にするのであった。 戦慄する各国は、迫る超常脅威の新生に緊急の安全保障理事会を開催。 災禍の中心たる日本に対して、バルベルデの規模を凌駕する武力介入を検討する。 風鳴 訃堂は、かねてより強行してきた新法案・護国災害派遣法を響に適用。 第二種特異災害と認定し、殺処分することで反応兵器投下を未然に阻止しようとする。 だがそれは、響の親友である小日向 未来には到底受け入れられない裁定である。 国連による日本への武力介入が決議される前に最善を尽くそうとする装者たちは、 人型に輝く銀の力と化した響を救わんと奮闘。そこにはサンジェルマンの姿もあった。 響とその仲間たちが、これまでに培ってきた有形無形の「絆」全て統べての救出作戦。 奇跡ではなく、軌跡が成し遂げた結末に安堵する一同。 人は繋がり、ひとつになれるという理想を予感させる空には、光が小さく瞬いていた。

  • S04E13 涙を重ねる度、証明される現実は

    • October 1, 2017
    • MBS

    見上げた空に不浄をもたらす光はなく、錬金術師もまた光へと還っていった。 歌でブン殴る事しかできない現実に慟哭する響。だが眼前に、尚も脅威は立ちはだかる。 門の開闢に力を消費し、さらに神の力まで喪ったアダムは美形のプライドを焼却。 高みに焦がれてきた人形は、高みに角を戴く姿へと成り果て、ここに決着を求める。 装者六人のユニゾンによって上昇するフォニックゲイン。 それでも、決戦機能のエクスドライブを起動させるには程遠く、苦戦を強いられる。 終わりなき闘争に疲弊する装者たち。その原因こそバラルの呪詛と喝破するアダム。 圧倒的な戦闘力に打ちのめされ、挫けかけた響の胸に届くサンジェルマンの声。 見やる先に輝く、ファウストローブのコンバーターにして主兵装たるスペルキャスター。 突き動かされるように飛び出す響。だが、逆転の可能性は無情にもアダムに握り潰される。 炸裂するファウストローブの形成エネルギーを浴びる響は、絶唱にて対抗。 前線に立つ仲間たちと銃後にて支える仲間たちの想い。そして――サンジェルマンの理想。 全てはひとつに束ねられ、支配を強いる完全に貫き抗う六領へと新生する。