のどかたちは「そこで友情を誓い合うと、永遠に友達でいられる」という伝説を持つ大樹のもとへやって来ます。しかし、その大樹はいまにも枯れそうでした…。そこへ哲也さんというおじいさんが来て「永遠なんて信じるな」と言います。 哲也さんと昔、ここで友情を誓い合った2人のお友達を連れてきてほしい、という木のエレメントさん。お友達はなんとか見つかりますが、大樹には行けない、と言い、哲也さんも2人と会おうとしません。 大樹のもとで友情を誓い合ったのどかたちは、みんなで大樹に「ありがとう」と「さようなら」を言うお祭りを企画します。当日、街じゅうの人たちがお祭りに参加しますが、哲也さんのお友達はやって来ません…。 そんな中、バテテモーダが大樹の丘でメガビョーゲン を作ります。異変に気づいた哲也さんのお友達も駆けつけ、なんとか浄化できましたが、大樹は枯れてしまったようにみえます。しかし、そこにはそっと、新しい芽が息吹いていました。
新たなプリキュア・キュアアースとしてのどかたちの仲間になったアスミ。しかし、生まれたばかりのアスミには家がないことにみんな気づきます。のどかはアスミを「ラテの飼い主」と両親に紹介して、自分の家にしばらく泊まってもらうことにしました。 ところが、人間の暮らしを初めて体験するアスミには食事もお風呂もわかりません。ひとつひとつ説明してくれるのどかに、どうして自分に尽くしてくれるのか、と聞くアスミ。すると、いろいろな人に助けてもらった分、今度は自分が助けたい、とのどかは答えます。 その後、街にあらわれたビョーゲンズのところへ向かうのどかたち。お手当ての途中、ダルイゼンの攻撃を受けそうになるのどかでしたが、とっさにアスミがかばいます 。お返しにのどかを助けたいと、アスミの体が自然に動いたのでした。お手当てを終えたあと、のどかたちはカフェワゴンに集まり、アスミの住む場所が決まったことを祝います。アスミはまたこの新しい経験が、自分に変化を与えるのだろうかと、少しのワクワクを胸に、みんなといっしょに乾杯するのでした。
のどかの家でしばらく暮らすことになり、ラテのお世話にはりきるアスミ。ところが大事にしようとするあまり、お散歩にも行かせようとしません。結局、ラテはアスミを避けてしまい、ラビリンと一緒に出かけてしまいました。 ショックを受け、半透明になった体で街をさまよっていたアスミを発見するちゆとひなた。事情を聞いたちゆは、生まれたばかりではじめての感情に戸惑うアスミの手助けになればと、ハイジャンプの練習を見に来るように誘います。 翌日、アスミはのどか、ひなたといっしょに練習を見守ります。ちゆや他の生徒たちが部活に打ち込む姿を見て「好き」という心を理解しようとしますが、そこにシンドイーネがあらわれます。ラテを守りながら、がんばっていた生徒たちの「好き」が蝕ばれてしまう様子を見て、アスミは自分の中にも「好き」があることに気づきます。 お手当ての後、お互いの気持ちを理解したアスミとラテは、心のすれ違いを解き、また仲良くなることができました。
宿題でアサガオの観察日記をつけているのどかを見て、アスミはラテの成長日記をつけようと思い立ちます。自分が生まれる前のことを教えてもらおうと、ラビリンに話を聞いた後、ちゆとひなたの家に向かいますが、学校に出かけたのどかと同じく、2人ともなんだか忙しそう でした。 ペギタン、ニャトランに話を聞いた後、アスミはひなたの姉・めいから花火大会があることを教わります。それからちゆ、ひなた、のどかにも出会えましたが、3人ともどこかよそよそしい雰囲気でした。 夕方、部屋で「ラテさま日記」を書いていたアスミを、のどかが外へと連れ出します。行き先はちゆの家の庭で、なんとそこには、流しそうめんやスイカなどが用意されていました。みんなアスミを驚かせようと、ないしょで準備をしていたのです。 浴衣姿でのどかたちと花火大会を楽しんだアスミ。この日の日記には、アスミを地球に誕生させてくれたテアティーヌへの感謝がつづられました。
みんなで動物園に遊びに来たのどかたちは、そこで孝太という男の子と出会います。孝太のお父さんはのどかたちの担任の円山先生 で、親子で動物園を訪れていたのです。 孝太は友達の秀一と遊びに来る予定でしたが、直前にケンカをしたため、別々に訪れていました。園内でたまたま顔を合わせますが、すぐに口ゲンカを始めてしまいました。一方、性格も見たい動物もバラバラで、昼食のメニューもバラバラなのに仲良しなのどかたちを不思議に思う孝太でしたが、そこにダルイゼンがやってきて、メガビョーゲンを放ちます。 避難する途中、孝太は転んでケガをした秀一を見つけ、助け起こします。いっしょに逃げる中でお互いの良いところに気づき合い、2人は仲直りすることができました。 変身したのどかたちはお手当てに成功し、ダルイゼン も帰っていきましたが、シンドイーネと対峙した孝太を守ろうとした円山先生は、ナノビョーゲンに取り込まれてしまいます。
メガビョーゲンを浄化したばかりにもかかわらず、再びラテがくしゃみをします。近くにはシンドイーネによって生み出された新たなビョーゲンズ“ギガビョーゲン”が出現し、円山先生がその中に取り込まれていました。 のどかたちはギガビョーゲンの強さに歯が立ちません。変身も解けてしまい、シンドイーネが去ったあとには、おびえる動物たちと円山先生の息子・孝太が取り残されていました。 孝太を励まし、もう一度ギガビョーゲンに立ち向かうのどかたちでしたが、ヒーリングオアシスさえ通用しません。それでものどかは立ち上がり、他のみんなも力を振りしぼります。 そのとき、のどかたちの心にこたえるかのようにすべてのエレメントボトルが輝き、新たなボトルが出現しました。さらに4人のステッキとハープ、そしてヒーリングアニマルたちが ひとつになり、ヒーリングっどアローへと形を変えます。アローから撃ち出された「ヒーリングっど❤シャワー」によって、ようやくギガビョーゲンは浄化されました。
ラビリンたちが戻ってからしばらく経ち、今度はのどかたちがヒーリングガーデンに招かれます。ラビリンたちや、アスミとラテとも再会し、キングビョーゲンを浄化するために力を合わせたヒーリングアニマルたちにも歓迎されるのどかたちでしたが、中には「人間も浄化するべきだ」と考えるサルローのようなヒーリングアニマルもいました。 そんな中、お土産に持ってきたすこやかまんじゅうがきっかけ でメガビョーゲンがあらわれてしまいます。6体のメガビョーゲんはチームワークがよく、なかなかお手当てができません。 ラテはのどかたちを見守りながらお祈りを続けていましたが、やがて額の宝石が輝くと、光の中から新たなプリキュア・キュアサマーが登場します。サマーはグレース たちと協力しメガビョーゲンを浄化すると、再会を約束して帰っていきました。 サルローとも仲良くなり、すこやか市に帰ってきたのどかは、ちゆ、ひなたとこれからも自分たちなりの「地球のお手当て」を続けていこうと決意を新たにするのでした。